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病院で聞こえてきたやりとり

こんばんは。

12/1に手術の内容を聞いたのですが、その日に造影剤CTというのをやりました。
普通のCTよりもさらに画像が見やすくなり、腫瘍の位置や大きさがわかるためのようです。
造影剤を点滴しCTを撮りました。
その結果があると、手術の時に腫瘍の細胞が取りやすいとのこと。
その日に、心電図とレントゲンもとりました。
腎臓に負担をかけないための点滴もしながら心電図とレントゲンをやったので病院内を点滴をしながら動くのは少し大変でした。
点滴をすると、なんだか一気に病人になってしまった気分になっちゃいました。

点滴が全部終わるまで、治療室で座って待つ時間がありました。
その時に、私の隣には具合の悪そうなおばあさまがいたんです。
看護師さんがそのおばあさまに、いろいろ質問をしてました。

看護師さん「ご家族は?」
おばあさま「家に猫が一匹います」

それを聞いて一瞬ちょっと面白い、って思っちゃったんですが
すぐに、自分のことを考えたら急に寂しくなったりで。
40代後半、独身の私。
もっと年老いて独り身だった場合、猫も犬も飼ってなかったら
「家族はいません。一人です」って答えるのだろうか。
そんなことを考えたら少し寂しさも感じたのですが、今は明日、来月、来年がどうなっているかわからないから、まだそんな先の老後を考えてもしょうがない、と思ったわけです。

患者さんとのやりとりでもう一つ覚えていることがあります。
手術の説明を聞いてる時に、隣の診察室での医師と患者さんのやりとりが聞こえてきました。

医師「心臓にも肺にもガンがあります。ご家族は?」
患者さん「いません」
医師「ふるさとはどこ?」
患者さん「新潟です」
医師「連絡する人はほんとにいませんか?」
患者さん「いません」

それを聞いて、またなんとも言えない気持ちになり。
家族がいないその患者さんのことを勝手に寂しく思ったり。
だけど、あとからその患者さんは私が思うほど寂しくないのかもしれない。
独り身の自分を楽しんできた人生だったのかもしれない。なんて思ったりもしました。
こっちが勝手に「家族がいない=寂しい」と決めつけるのも違いますよね。

それにしても、診察室の会話が筒抜けの状態というはよいのだろうか、、そんなことも思ったりした一日でした。

12/4からの入院に向けて準備開始のことを書こうと思ったのですが
別のことが長くなってしまったので今日はこのへんで。

この数日のことを思い出して書いてますが、すでにうろ覚えになっていることがチラホラ。
自分が思っている以上に頭が結構忙しいかな。

では、明日もみなさんが健やかな一日でありますように。

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