16連射>16分音符
小学3年の長男がドラムの基礎練習をしている。
16分音符でのタム回し、複数のドラムを順番に叩いていく練習である。
メトロノームは鳴っているのだが、そのスピードからだんだん外れ、叩く速さが上がっていく。しかし、それに気づく様子はない、ように見える。
先生からのアドバイスで、タム回し中の動画を撮って、本人に見てもらうことにした。
しかし、動画を見た長男は「うまく叩けているねぇ〜」とご満悦であった。どうやら、早く叩けている、ということは彼にとってうまい、ということでもあるようだ。目指せ「高橋名人の16連射」というところなのだろう。
自分の能力を信じて、俺うまい、と思っている状態は得難いと思う。
しかし、自分の外に基準、この場合はメトロノームがあり、目的がその速さにあわせて叩くなのでNGである。
そうはいっても、間違っているとかけらも思っていないのだから、かける言葉に困る。メトロノームに合わせろ、という言葉すら、今の時点では意図した通りに伝わるとは限らない。
まあ、人事は尽くしたので、これからどうなるかは様子を見る。
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