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2024年(第74回)税理士試験について考察してみる(財務諸表論 理論編②)

こんにちは
🦊です。

今回は「理論編②」です。
前回は「理論編①」で基礎的な事項に触れております。
(理論編①はこちらから

また、「計算編」もありますので、良ければご参照ください。
(計算編はこちらから

今回は受験生がとても気になる「理論の出題予想」について記載してみます。


第1章:試験委員ってご存じですか?

「試験委員」とは税理士試験を作成する担当です。
大学の教授(通称:学者サン)や、税理士(通称:実務家)等が該当しまして、彼らが税理士試験の問題を作成しております。

試験委員は誰なのか?

「税理士試験 試験委員」で検索すると色々出てきますよね…
例えば…

このあたりとか見やすいかと思います。
(会計人コースより)


こちら


こちら

誰が何を担当しているのか?

結論から書きます。

「分かりません…」

なので、おそらくこの人がこの科目(税目)を担当されているのかな…と予想します。

大半の予備校はこの方式で特に理論の予想をしているはずです。

そして、こんな感じで理論ランキング(出題予想)なるものを発表しています。

こちらです。

まとめ

試験委員がだれかは分かる。
ただし、誰がどの科目(税目)を担当しているかは分からない。

第2章:過去問は実施した方が良いか

ネット上や予備校で「過去問をやる意味」について話が出ていると思います。
過去問(=過去に出題された税理士試験の本試験問題)については、🦊は実施することに「意味がある。」と思っています。

過去問については「こちら」でご確認できます。

実施する意味

①本試験のレベルがどのくらいか想定しやすい。
②同じような論点であれば、同じような問題も出ている。

「当たり前でしょ」って言われるかもですが、目の前に出されたものをやるのが勉強ではないです…
他の士業の試験もそうかもしれませんが、まずは「ゴール」を確認してください。

「ゴール」とは
ここまでやれば合格できる、という目安です。
理論で言うなら…
「このレベルまで覚えられば合格できる」というラインでしょうか。

よって、まずは「①本試験のレベルがどのくらいか想定」することがとても大事です。


そして「②同じような論点であれば、同じような問題も出ている。」という点ですが、同じような論述や同じ穴埋めが過去に散見されています。

↓ 令和元年(第69回)本試験

こちらから

↓ 第73回(令和5年度)本試験

こちらから


そして、こんな感じ ↓ で同じこと聞いてきます。

こちらから


こちらから

以上からも過去問は可能な限り、目を通しておいた方が良いと思います。
WEB検索するとたくさん出てきますので、ぜひお手元で確認してみてください。

こちらから

第3章 出題分析について

さて、いよいよ本題の出題分析について記載します。
🦊は本試験の理論問題は以下の観点で予想しております。

その1:周期はアテになるのか

周期とは、「●●という論点はそろそろ出る」という予備校的な切り口です。
例えば、「資産除去債務」は2年に1回くらい出ているから、第74回(2024年)の本試験には出題される可能性が高い、というような感じです。

計算編で記載しましたが、製造業がこれに該当していると思います。

こちらからどうぞ


では、理論は?

🦊の結論は「周期は必ずしもアテにならない」と考えています。

例えば…
この5年分を意図的に以下のようにまとめてみました。
#かなり悪意ある表記ですが

これ見てどう思いますか?
「概フレ出過ぎ!」ですよね💦

では、第73回本試験の際に、各予備校はどのように出題予想をしていたと思いますか?

実は…

こんな感じなんです…

各予備校を①~⑥としましたが、6校中の3校が出題を想定しておりました。
さすがに周期だけで分析したら5年連続で出る、というのは想定しづらいと思います…
#気持ちはとってもよく分かる

と、いうことで「周期」はあまりアテにならないと思います。

実際、🦊も受験生時代に3年連続である論点が本試験に出題されました。
3年目はさすがに出題はない、と各予備校は想定していました。

それに対して、🦊の判断は「今年も出る」でした。

で、実際に本試験に出題されました。

この時に出題予想は「周期ではない」と考えることができた良い経験をしております。
#この年に合格もできたので3年かけて受かりました

では、どのように分析したのでしょうか?
それを次に記載したいと思います。



その2:試験委員の特性

🦊は理論の出題予想は「試験委員の特性」が出る、と考えております。
例えば、さっきの各予備校の第73回本試験の予想は以下の結果となりました💦
緑色が出題された論点です。

棚卸資産は全予備校が泣き
#キツネも泣く

金融基準も大半の予備校が泣き
#キツネも泣く

①の予備校が2/5で4割のヒット率でした。

周期だけで見れば、「そろそろここ出るよね~」という気持ちも分からなくはないんですが、、、
そもそも試験委員が持ちネタがないのに、問題を作問できるはずもなく…

なので、試験委員の特性が出題予想をする際には重要かと考えております。

では、試験委員の特性とはどのように把握するのでしょうか。
そして、第74回本試験の出題予想はどうなのでしょうか。

それを次回の「理論③」で記載してみようと思います。
#無理にのばしたのではなく
#ガチで次回の文章を手元で作成していないんですw
#講義では理論予想は配布済ですが

では、次の「理論③」をお待ちください。

第3章 その他

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