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#1311文字の 身体に合わない優しいパン

食べるものを気にし出してはや数年以上経ち、体も完全にデトックスを終えて、腸内環境もそこそこ良い方に変わってきた今日この頃。

今朝、家からは少し離れている、新しいパン屋さんに行ってみた。
朝、気分があまり上がらず、なんとなくどよーんとした気分だったので、ドライブがてら、初めての挑戦をしようと思った。
だから、全く調べずに、Googleマップの評価が良いそのパン屋さんに行ってみた。

気持ちがあまり上がらないままのドライブをすること30分弱。
ヨーロッパの田舎の雰囲気で作られた可愛い店舗発見。
それまでのどよーんとした気分は一転、テンションアップ。
駐車場から入り口までレンガや丸太、可愛い植物たちが道を作って案内してくれる。

真っ赤なドアを開けると、店内は、外のイメージをそのままに木目調に深緑や淡い黄色を基調とした暖かい雰囲気。

パン屋さんの良いにおい!

まだオープンしてすぐのためか、ラベルはあるけど、商品が置かれていないトレーもちらほらあり、行った時は全部で10種類ほどが並んでた。

商品説明も一つ一つこだわりが書いてあり丁寧だ。

まんまるでこんがり焼けた模様が可愛い田舎パンはすぐに惹かれてゲット。
あとは、娘が大好きな塩パン!私も食べたいから2個ゲット。
あとは、可愛いうさぎの形をしたパンかあったから、それを二つゲット。
自家製のバジルソースとトマトソースを使ったパンもゲット。
そして、悩んだが、今日のおやつにしようと、米粉を使った大きなシフォンケーキもあり、それもゲット。

可愛い店内とパン屋さんにいてほしい感じをそのまま演じているかのような、お店にぴったりなニコニコ素敵な店員さん。

これは、かなりハードルが上がっている。

コーヒーも安いお値段で提供されており、あまりに安い値段に少し不安を覚えたけど、ゲット。

わくわくしながら、車に戻り、まずは一個を口に入れる。

ん⁈

あっ、完全にハズレだ。笑ってしまうほど、明らかにハズレだった。
小麦粉は、外国産の安い、漂白剤と防腐剤漬けの小麦の香りも飛んでしまっている粉だ。
そして、バターは使っていない。
植物性脂を使っている。

恐らく塩も、塩ではなく塩化ナトリウムだ。

砂糖は、この手のお店お決まりの白砂糖。もしくは、砂糖の液体添加物のシロップ系だ。

思いっきりハズレた。

ただ、ものすごくほっこりはした。
マズイのにほっこり優しい気持ちになった。

店主の方は、パンが大好きで、みんなにパンを食べてもらいたくて楽しんで作っているのが伝わってくる味だ。

娘用に買った塩パンは、娘に食べさせることはできないので、私が2個食べた。
自家製バジルとトマトソースのパンはソースは美味しかった。

コーヒーは、缶コーヒーの味。

それでも、家に着く頃には、朝のドヨーンとした気分はなくなり、良くなっていた。

ありがとう!と素直に思った。

そして、家に戻り、頭痛と胃痛が始まった。
いつからか、バロメーターのように、その食べ物に何を使っているのか分かる身体になった。

ほっこり暖かい気持ちをもらった。
ただ身体は受け付けない。

頭痛が、もう4時間止まらない。

世の中、身体に入れる全てのものが優しさや暖かさでできている食べ物だけになったらいいなと思い、今日も小さな活動を続ける。

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