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風に舞う葉にのせて

そちらの秋の駆け足具合は
いかがだろうか。
こちらは今日もいい天気だよ。
風はちょっと冷たいけど
お陽さまあたってるところは
ポカポカしてるんだ。

またお家に籠ってるのかしら。

根をつめるのもよいけれど
ちょっと窓を開けてごらんよ。

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一点集中はあなたの良いところだけど
いつの間にか
違うところへ飛んでっちゃう。

窓を開けて
風を通してごらんよ。

一瞬の冷たさなんて
大丈夫だよ。
風が
違う香りを運んできてくれるよ。

空をみて
気が向いたなら
外へ出てみようよ。
だってこんなにいい天気なんだよ!

たくさん着込んで
モコモコでもいいから
さあ、マフラー巻いて
ドア開けて。

うん、風はちょっと冷たいね。
でもなんだかすぅーっとしない?

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落ち葉がたくさんあるよ。
そんなに下ばかり見ないで。

上を向いてごらんよ。

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見てごらんよ。
いまはこんなに綺麗なんだよ。

緑も赤も黄色もオレンジも
たくさんの色が
思い思いに輝いてるんだよ!

あの青々としてた大きな樹だって
こんなに黄金色に変身してるんだよ。

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あなたが下を向いてる間も
彩りは瞬時に移り変わっているんだよ。


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うん、下を向いてるあなたも
移り変わっているよね。
みんなそうだね。
変わらないものなんてないから。

下を向いてることが
悪いことじゃないんだよ。
下を向くことも必要だから。

だけどね、
下向いて疲れちゃったなら
上向いてみても
いいんじゃないかと思うんだ。

お家のなかはあったかいけど
たまには外でてみても
いいんじゃないかと思うんだ。

お家の良さとは違う良さが
お外にもあると思うんだ。

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呼吸の仕方を覚えてる?

さいきん深呼吸したのはいつ?

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そんなことも忘れてしまうくらい
根をつめるものなんてないんだよ。
どうしたらいいんだろうなんて
考える必要はないんだよ。

うん、でもあなたにとっては
大切なことなんだよね。
どうしたらって沢山考えることが
今のあなたには大切なんだよね。

だったら考えてもいいから。
沢山たくさん考えてもいいから。
でもたまにはこうやって
外に出てみて欲しいんだ。

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そして思い出して欲しいんだ。

考えのなかからは
何も見つからないということを。
それはあなたも
以前は知っていたということを。

この言葉が
今のあなたに届かないことは知ってるよ。
言葉を送るほど
キツくなることも知ってるよ。


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だけど

いつか届くことも知ってるよ。

信じてるんじゃない。
知ってるんだ。
ちゃんと届くことを。

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いつかまた
一緒にお散歩しよう。

くっだらない話をしながら
笑い転げながら
風を感じて
木の葉のお喋りを聴いて
水の優しさに触れよう。

それまでは
空を見上げて
ふと思い立ったなら
自然のチカラにパワーチャージしてもらって
そしたら
美味しいもん食べて
あったかいお風呂でゆっくりして
そして
ぐっすり眠ってね。

大丈夫。
風に頼んでおいたから。

あなたがお外へ出掛けたならば
ぴゅーっとひと風吹かせて
要らないもんは
吹き飛ばしちゃってくれって。


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空は今日も綺麗だよ。

あなたは今日も
輝きながら
生きてるよ。

大丈夫だよ。

ありがとうございます。 お受けしたサポートのお気持ちは、この巡りのなかで循環させられるよう、ありがたく使わせて頂きます。感謝致します。