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empathy

あなたは覚えているでしょうか。
変わらないものはないということを。


お水を火にかければお湯になり
玉ねぎをきざめば元の丸ではなくなり
パンを焼けば柔らかさから少し固くなり

土に種を蒔けばやがて芽が出てきて
空気中の水は雲になり
風は常に舞い

この身体の中では細胞が働き続け
髪も伸びるし
筋肉は柔らかくも強くもなり
味の好みも歳の重なりで異なり


全てのもの
あらゆるものが
うつろい変わりゆくことで
成り立っているこの世界


思い だけが
変わらないということなんて
ないのです。

あなたが潜みかかえている
その 思い も
変わっているのです。
変わっていいのです。

変わってはいけない
というその 思い も
変わっていいのです。
変わっているのです。

私も変わっているのです。
みんな変わっているのです。
あなただけが変わっているのではないのです。

自分も変わっているのですから
あなたが変わりゆくことも
当たり前の事なのです。

昨日のあなたと
今日のあなたが違っていたとしても
あなたは
あなたなのです。
私は
私なのです。
私だけは変わらないということも
ないのです。

嬉しいという思いが変わるように
悲しいという思いも変わるのです。
楽しいという思いが変わるように
苦しいという思いも変わるのです。
まるで苦しさや悲しさは
変わらないように思えても
それだけが例外ということはないのです。

どうぞ思い出してください。
ありとあらゆるものは
うつろい変わるということを。

変わるということに
かかる時間が違うだけなのです。

少しだけ
思い出してみませんか。
その時間の長さが待てないと感じても
一呼吸おいて
空を眺めてみませんか。

チカラがゆるんだ分だけ
トキは早く進むのです。


あなたは
あなたを
信じてよいのです。


変わってゆく私を信じてくれるように
変わるあなたも私は信じられるのです。

何かが壊れるのではなく
失うのではなく
変わるだけなのです。

どうか
思い出してみてください。
あなたは
ずっとそこに
立ち止まっていなくてもよいということを。


どんなにうつろい変わろうとも
あなたはあなたでいいということを。
それがあなたであるということを。
それが私であるように。

ありがとうございます。 お受けしたサポートのお気持ちは、この巡りのなかで循環させられるよう、ありがたく使わせて頂きます。感謝致します。