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Virtual travel

屋久島へオンラインTripしてきた。

世界各国様々な場所へオンラインでの旅を楽しめるサービスがある。
特別開催無料で屋久島案内があったので、参加してみた。
屋久島は、かなり前から行きたい場所の1つなのだけど今までタイミングが合わず、行けてない。 今回ベテランガイドさんと現地LIVEで繋げ、観光のお勧めやら盛り沢山の内容だった。
屋久島風景のリアル配信はなかったけど(夜だし!)、じゅうぶん屋久島を味わえた。

行きたい行きたいとは思っていたものの、じゃあ実際どんな所?というのは詳細まで知らず、断片的に入って来てたイメージしかなかった。
そんな超初心者に有り難いことに、そこからガイドさんの説明が始まった。

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場所・位置を地図で確認し、各方面からのアクセス方法。
泊まれる宿の大まかな種類や特色、場所。
実際行く時の装備品などのアドバイス。
こういった行くための下準備的な内容から、じゃあ、屋久島とはどんな所か? へ案内は進んでいく。

島の地形から各名所、それぞれどんな見所があるか。
標高差による植物の違い、風景。
生息動物の話。関わり方。
目的別のお勧めスポット、どんな事が楽しめるのか。などなど。

それらが、とても解りやすいプレゼン的な資料とガイドさんご本人が撮られた様々な美しい写真・映像、更にはドローン映像まで交えて四季折々の景観と共に展開されていく。
次々繰り広げられる写真や映像を見ながら、LIVEで繋がっているガイドさんから説明やワンポイント・感想などが加わり、まるで観光してるよう。

正直、ここまでの内容は期待してなかった(笑)。 他の同様サービスを覗いた事はあるが、なんか普通の観光ツアー案内をさらっと見せるだけで、こんなもんなのかと思っていた。
きっと今回担当されたガイドさんの人柄なのだと思う。

いま現在の屋久島はどんな感じか、に話は移っていく。
コロさんの影響に伴う受け入れ側の新たな取り組み、見直し。
実際入島する迄にどこでどんな対策がとられてるか。 島内ではどうか。
行く側としても、聞いておきたい事だった。自分が要らぬものを持ち込んでしまうリスクはあるのだから。

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資料なども誰でも解りやすく作られていて感心したのだけど、何よりもガイドさんが撮られた写真・映像が本当に素敵だった。


夕方近くの時間帯で、天候の兼ね合い、季節、ガイドさんでも何回かに1回しか観れない陽のさす森林の写真。

屋久島でしか生息していない植物・昆虫の間近な姿。

種子島から夜空を飛ぶロケット。

澄んだ水中から眺める世界。

山頂からの四季の彩り。

真冬の雪の芸術。

山奥でしか出逢わない動物達の自然な姿。

そこに長く暮らしているガイドさんだからこその目線でとらえられた神秘の数々。
例え旅行で行けたとしても、自分の足では辿り着けない時間や空間。 まなざし。
ほぅ、というため息しか出ない。

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屋久島はいま、ネット環境なども整いつつあるという。 もちろん山中では無理だが、これからの時代に踏まえ、ロングステイ出来る環境も進められている。
ガイドさんは、ワーケーションもお勧めされている。 2泊3日などがやはり多いらしいが、当然屋久島は観つくせない。
1日の内にあちらこちらへ観光するのも良いが、出来れば1日1ヶ所がお勧めで、そうなるとある程度楽しむには長期滞在をして欲しいという。
ワーケーションができたら、どんなにいいだろう。 もちろんメインは休息で、時々仕事。

素敵なガイドさんだった。
屋久島が本当に好きで、こんな所も観てもらいたい、感じてもらいたい、こんな事もあるんだよと沢山の「好き」が至るところで感じられた。 行ったならば、こういったガイドさんに案内して頂けたら、どんなに楽しい旅になるんだろう。

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今回一連の世界的状況変化での良いところは、今まで「いつか」出来たらと各々が感じていた事が、必要に迫られ急速に実現化してるという事。 元に戻ることはないという認識が浸透しつつあり、じゃあどうすれば良いかと方向転換なりの固定観念の変革が必須となっている。
それには痛みも伴うこともあると思うけれども、何かを壊さなければ新しいものは入らない。 可能性が広がるということ。

例えば旅行ひとつでも、今回参加したような仮想旅行的なものもあれば、チェックインから始まり部屋の様子や近場の観光、同日参加した人たちでのチャット会話などで実際その宿へ泊まった感覚を体験できるものなど、様々なアイデアが生まれてきている。 色々検索してみるのも面白い。

単にバーチャル体験と言うだけでなく、気軽に動けるようになった時の選ぶ参考にもなるし、HPからは伝わらない現地の熱量も感じられる。
受けとる側が有難いのはもちろんだが、発信側もネットというツールで独自のアピールが低コストでできる。
場所や環境もそうだが、その発信者を知ることで「この人に会ってみたい」「こんな人が勧めているなら」「この人が創ったものなら」と思える出逢いも生じさせる事ができ、それが先々へと繋がっていく。
固定観念がなかなか崩せないのであれば、どんどん若者のアイデアにも耳を傾けたら良いと思う。 こんな事も今は簡単に出来るのかと、目から鱗になるかもしれない。

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時代は想像以上の速さで進んでいる。
ひと昔では考えられなかった可能性が瞬くまに広がる。
衣食住だけでなく、あらゆる分野で。


なんて素敵な世界なんだろう。
どう変わって行くのか、楽しみでならない。
この世界も、自分も。


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ご参考までに、今回参加したVirtual travel主催社。 ここ以外にも色々な特色のある面白いサービスがネットには沢山あるので、自分好みのを見つけても面白いかも。

・世界仮想旅行社

今回参加した会の
スピーカーゲスト(ガイド)さん
古賀顕司(こがけんじ)さん 
小原比呂志(おばらひろし)さん

ありがとうございます。 お受けしたサポートのお気持ちは、この巡りのなかで循環させられるよう、ありがたく使わせて頂きます。感謝致します。