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我が家のリノベーション録 <荒壁・中塗り>

なるべくゴミを出さずに自然素材を使ってつくる。
そんなこだわりのもと2013年から数年にわたって歩んだ我が家のリノベーション記録。
断片的に小出しにしていきます。

半年発酵させた土壁に藁を混ぜて荒壁塗りスタート

土壁に藁を混ぜているところ

竹小舞でつくった下地にコテで押し付けるように塗っていきます。
裏側からみると「ぶちゅっ」と程よくはみ出してるのがいい具合。

コテで押し付けるように塗る
裏から見るとぶちゅっとはみ出る

片面塗ったら1ヶ月強乾かして裏側も塗るのですが、乾かし途中に発芽してる稲を発見!
壁に命が宿るなんて、素晴らしすぎます。

混ざっていた種籾から発芽

両面塗って更に1ヶ月強乾かし、表面が割れてくると荒壁塗り完成です。

割れてきた荒壁

荒壁塗りの後は中塗り

荒壁の凸凹を整える「大直し」で下地を作り、その上から仕上げをしていきます。

大直しの様子

その昔、庶民の家はこの「中塗り仕上」を壁の最終仕上げとしており、身分の高い家ではこの上に「上塗り」をして漆喰などで仕上げていたとか。。。我が家は庶民なので迷わず「中塗り仕上」を選択しましたが(金額も安くなる為)触るとポロポロ落ちやすいのと、色が濃くなってしまうので、中塗り土に石灰を混ぜて、硬くて白めの中塗り仕上(半田<ハンダ>仕上)にしました。
石灰が入るとカビにも強くなるので一石三鳥。

2023年12月31日 文:康文

左から、中塗土、藁スサ、川砂
中塗土より白くて固いハンダ仕上げ

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