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妻(夫)への愛が冷める現象説明 ~男女の別れのステップ~

題名の通りの現象が生じ、あぁそういうことかと解明したので整理しておきます。





愛が冷めるメカニズム 別れの心理


愛が冷める状態心理を掘り下げ定義すると、

相手がどうでもよくなること、相手の存在感が極小になること。攻撃する気もないが嫌われようが別に構わない、塩対応。感謝も感じなくなる。

自己定義





では、なぜそんな風に相手がどうでもよくなるのかというと、


1、生き方や生活において、その人が大事にしている、存在意義や存在理由、価値観、苦労、行動基準等々を、一切の非がないのに(理不尽や感情的に)、否定虐げられること。

2、虐げた事に、相手からの謝罪や反省や弁解弁明がない状態が、ある程度続くこと

3、その状態で他の不満と結びつき、過去にも同じようなことをされたことが結びつき、この人は変わらない = ずっと同じような嫌な事が今後も起きるんだろうなという境地に至り、この人と関わっても嫌なだけ。もうどうでもいいやとなる。

例えば、家庭をかえりみないで男は稼ぐのが仕事という人がいる。家事と育児は女性に丸投げみたいな場合に、「お前はATMだ!!」という発言があっても、男には非がある訳で、それは言葉遣いや価値観の違いすりあわせのケンカやトラブルに発展するだけだ。

一方、仕事をできるだけ残業にならないよう調整し、寄り道せずに帰って家事育児にできる限りサポートしている旦那を前に、「お前はATMだ!!」という発言があった場合には、非がないのに家事育児へのかかわりを完全否定するわけで、愛が冷める心理に向かう

その他にも、冷めた瞬間で検索をかけるとさまざまな事柄がでてくる。子供を蹴っていたのを見た時とか。車にのると言葉遣いが汚くなるとか。白髪を抜かせたとき。親からのプレゼントを勝手に売り払った時等々。各人が大事にしている基準は多種多様だ。




で、次の段階にうつる。非がないのに責められる、大事にしている価値観や行動基準やらを傷つけられる。すると、大なり小なり相手に文句を言ったり、してほしくない、それは嫌だ!むっとする!というシグナルを送るはずである。しかし、相手がそれにたいして不誠実な対応をとると冷める心理が加速していく。

・不本気軽薄 (はいはい、ごめんごめん)
・軽視(それ、これぐらいのことで~)
・逆ギレ逆襲(なんで?何が悪いの?自分では悪くないと信じている)

そうした不誠実な対応のまま、この前のことでまだおこってんの??等と謝った気になる、なっている。まだ許さないなんて心が狭いんじゃないか等と、問題をこちらに転嫁した態度にでる。




あとは最後のステップで、過去にも似たようなことがあった記憶が蓄積されていると、もうこの人には何を言ってもしてもダメかもなと、期待しなくなる → なにも言いたくなくなり、関わりたくないどうでもいい人ゾーンに落ちる。


まとめると以下の3ステップで堕ちる。
非がない(と思っている)のに否定される

  → 不快を示しても、謝罪も反省も何もない

      → 不快の高まりとともに、過去の負と繋がり、さらに改善されなそうなところに嫌気がさして、はっと目が覚める。






別れる原因要素のステップ、細分化

細分化すれば、別れの原因要素のステップが浮き彫りになる。

1、価値観の違い
2、価値観の違いの軽視、相手への敬意尊敬のなさ
3、価値観の違いをうまく伝えたり双方解消に向かう技術のなさ言語化下手、伝え下手、感情的過ぎ、短絡過ぎ。鈍感。
4、謝罪力の下手
5、同じ過ちを繰り返す進歩のなさ、反省のなさ

どうしたって混ざりあうことができない真逆の価値観は存在する。たまたまそれまではその価値観を互いにみせあうことがなかっただけで、別れる運命にあったが、逃げ回れていた場合。

相手が嫌だ不快だという態度を見せた場合に、その感情や態度を軽く扱うこと。相手を軽んじていたり、何をしてもおこらないとたかをくくっていたり。要は相手を尊重してない雑な対応をしてしまう場合。


感情的になっているとどうしても、売り言葉買い言葉で、当該事案への価値観の違いの理解や着地点を見つける作業にうつれない。感情爆発タイプか。鈍感すぎて相手が嫌だ不快だというシグナルを出しているのに気づかずに結果的にスルーして軽視対応してしまうタイプか。反対に、嫌だ不快だということを客観的に伝えられないどころか、不機嫌になるばかりの察してちゃんタイプか。どのタイプでもすれ違いの溝は、埋まらないままになる。


感情的な状態から冷静へと引き戻すのは、謝罪であり心からの言葉である。謝罪やごめんなさいとは、もう二度としないから許してであり、相手が許すまでが謝罪である。(謝罪やお詫びと称して、物やなにかを要求してくる場合には、許すまでの限りではない。それはただのたかりだ。)

気質や性質に由来する行動でどうしようもない部分はある。例えば、寝起き五分間はどうしても機嫌が悪い等。しかし、そうではなくてやろうと思えば変えられる失敗を繰り返す。反省のなさ。進歩のなさ。これは単体では別れの原因にならないが、だめ押しの原因になる。





冷めた愛を取り戻す方法

二人の間に、重しがない場合

愛が冷めた後に、戻そうという動機が乏しくそのまま破綻。

二人の間に重しがある場合

結婚している、同棲中、長い交際期間、そこでの思い出。子供がいる。次の相手を簡単に見つけられない年齢等々。冷めた愛を戻そうという動機づけで、回復の余地はある。

被害者側
愛が冷めた側、虐げられた側。しかし、重しでこらえて、なんとか心に灯を再びともそうとする側。

理性的解決
1から5の項目に触れつつ、どうして冷めたか説明し謝罪を改めて要求する。自分の思いを口に出す、書き出して吐き出すだけでも気持ちが落ち着く。相手側が許してほしいとか、悪いことした意識があれば、ここで和解に持ち込める。

肉体的解決
二、三日に一回以上など、頻繁な性交渉であれば、喧嘩していても冷めていても自然と性的にムラムラしてきて、行為で仲直り的なことになる。いわゆる仲直りエッチ。



加害者側
虐げてしまったことに気づいた側。過ちに気づき、なんとか相手の固くなった心を溶かしたい側

上記1~5のどれかまたは複数が原因で、相手の愛を冷めさせたわけで、1~5の部分の振る舞い方で私が誤りだったと、相手に丁寧に、まずは謝罪を十分に行う。話は聞いてやるか・・・と相手の許しを得られてからは、1~5で本当はどうしたかった、どうなればよかったのかのズレを相互に再確認しながら、今後はしないように反省して、その反省を相手に誓い遵守する。




終わりに

双方に言い分があるようなケンカの場合は、別れるという方向には向かわないと思う。そうした対立の中での特殊なある事例が、破綻に直結する危機的ケースだと思う。

回避するには、重しをもつこと。普段からこの1から5のステップのどこかで踏みとどまれるように意識しておくこと。(特に最初の非があるかどうか。)普段からよく性交渉があることの三点だと思う。

愛が冷めると同義的な、愛想が尽きるもある。前者は1~3の原因要素への苛立ちで、後者は4や5の原因要素が延々繰り返されて嫌になるようなケースで発生個所が違うが、やはりおなじ破綻に直結するケースだろう。

というわけで、あぁこうして男女の気持ちが離れていくんだなという現象のメカニズムが解明できた話でした。以下やや関連記事をあげておきます。




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