女の性的興奮について 性的コンテンツ作りや性行為の参考になれば (仮説)

私は男なので、かなりの推測です。関連する論文や研究も色々あるみたいですが、しっくりするものがないので、ただの仮説を整理しておきます。



女の性的興奮とは 段階がある

1、1%の壁の突破

2、 興奮するための必然性としての物語

3、気持ち良さと興奮の相乗効果




1%の壁とは

数字はテキトーです。

別の記事でも書いたが、雑誌にのっているような気持ちいいとされる技を、女性がされたからといって、多少は気持ち良くても、うっとりしたり興奮はしないと思う。それは、男性がその技を上手く真似られなかったり、相性が合わなかったせいではない。そこには、女性が性行為に及ぶリスクやダメージの抵抗感があるからである。なので、気持ちよさが興奮にはつながらない。

望まない妊娠に繋がる場合もあるし、性病等で、その後の妊娠に影響を及ぼすかもしれないし。社会的な地位があれば、盗撮や盗聴による性行為の記録が、ダメージになるかもしれない。男性より女性の方が、性行為への不安と抵抗感を無意識にも有意識でも根深く感じている。

男目線の感覚で言い換えるならば、性行為したら1%の確率で死ぬぞ!!みたいなもんだ。死ぬかもしれないなら慎重になるし、仮にしているときも、頭をよぎって萎えることもあるだろう。ただ気持ちいいからといって、行為にのめり込めるだろうか。余程のことがなければ、のめり込めないはずだ。つまり、女性にとっては気持ち良さ=興奮とはならない。


例外として

・超ハイスペイケメンに言い寄られる場合
・だらしない、ゆるい場合
・薬や器具(ミレーヌ等)で管理している場合

女の遺伝的戦略として、上昇婚で序列top雄の遺伝子が欲しいので、ハイスペイケメンならば、出来てもいい、なんなら作りたいのだから不安は生じにくい。また、1%で死ぬわけないじゃん~というタイプも不安を感じにくい。性格的にだらしないゆるいタイプや、ビッチやギャル?のことだ。自分の経験値から、何回しても死なないし問題ないっしょなそういう人々も、不安は少ない。最後は、薬などで科学的に安全をかっているので、ここも不安は少ない。





1%の壁の突破

例外のケースを除き、女性の不安を取り除く=安心感を与えることが興奮に到達する最初のステップになる。方法は様々考えられるだろう。

注意すべきその本質は、北風と太陽の問題に近い。不安という服を脱がせたいから、グイグイ迫って安心だよ安心だよを繰り返して脱がせようとすることこそ、不安を膨らませるので、太陽のように、ただそこで暖めて待つのが正解だろう。

具体的には、性的表現とまではいかない愛情表現と身体接触を繰り返しつつ、がっつかないことだろう。横になりながらはぐをしたり、膝枕が好きならそのままさせてあげてり、優しいゆっくりなキスをしたり。手を繋ぎながら映画をみても良いだろう。セクシャルではないが、性的ともぎりぎり言える位のライン上で相手と繋がる。でもがっつかない。そうすれば、その行動がそのまま、この人ならば、無理矢理とか嫌なことはしない人だし信頼できる安心できるというイメージを作り出して、壁を突破して相手からもうそろそろしてもいいよ、もう少ししてのサインがでることだろう。女性の心を開きやすい男はこの辺に長けている。

見たことはないが、女性ものアダルトビデオもそういう展開や運びを意識して作られてものになっていると思う。こういう理屈を理解してからの技は参考になると思うので、機会があれば是非ご覧ください。




女性の興奮する必然性としての物語とは

男は狩として興奮する。自分の好みの獲物を見つけて、それを自分のものにしようと、がっついて手にいれる行為や結果に満足する。つまり、容姿、内面、自分のものに取り込んでいく過程の物語(征服や、交渉等々)に興奮する。一方で、女は上述の通り、興奮は段階である。まずは安心を与えられ、次に、その気になったしてもいいかもな段階にうつる。その気になれば、もう相手に合格ラインを出した後なので、顔がいいから興奮することはない(もうそこは過ぎているわけだ)。

女性の興奮は、服を脱いではじめてわかる体つきとか、あるいは、どういう経緯ですることになったのかという展開や、関係性や状況の必然性に依存する。言い換えるならば、○○という背景理由があるから、私は今日のこの性行為に集中埋没してしまうという物語を興奮に必要とする。タガを外す理由を探しているといってもいい。つまり、安心を与えた後は、性行為に集中してむさぼりついてもいいと理由裏付ける物語性が興奮の鍵だ。

王道で具体的な例をあげれば、
遠距離恋愛で今日しか会えないとか。
彼との初めてのお泊まり旅行とか。
誕生日の特別デートで盛り上がった後とか。
両親がいない彼の実家にお呼ばれした高校生とか。
大きなミスのやけ酒を慰めてくれた初対面の相手と、その日限りのワンナイトとか。

というわけで、女性は雰囲気とかムードが大事というが、正しくは、相手にとっての非日常性や特別感を演出することで、今日は特別だから、おもいっきりしてもいいよ。性に夢中になっていいよという免罪符や理由付けを構築する作業という方が正確だと思う。




女性向けでも、痴漢やレイプものがある理由

これまでの仮説にならえば、安心や安全からは程遠い強引な行為の女性向けポルノもある。しかし、これも同様の理屈で説明できる。

本能的なものなのか、植え付けられた文化かはっきりしないが、女性は性行為に対して、のめり込めない抵抗感や罪悪感や忌避感があるのだろう。なので、女性は性行為に集中してむさぼりつくための理由づけを探している。とは上で述べた通りである。

つまり、性行為に集中してむさぼりつくための理由づけが、王道の非日常性や特別感ではなく、相手の男に押しきられたから行為に至った、相手に全責任があるという免罪符も、理由づけとして成立するのである。

乱暴にされるのが好きとか、強引なのが好きとか、紛らわしい言葉を良く女性は使うが、襲われたいとか、痛くされたいとか、がっつかれたいのではなくて、正確には、男側に押しきらせて、男に責任や口実をしっかり作って欲しいだけなのだ。ここを履き違えると、痛いとか即いれるとかそういう誤った強引さや乱暴さをしてしまいかねない。

最後に当たり前だが、ここは第2段階の興奮の話である。まずは第一段階の安心が担保されないとここには至らない。女性向け強引乱暴ポルノは、フィクションだから安全で、強引を楽しんで興奮しているので、仮にそういう作品が好きな人でも、現実にそのようにされたい訳ではない。せふれになるとか夫婦の安心感を得た後に、そういうプレイとして遊んで楽しんで興奮するのが現実である。




興奮と気持ち良さの相乗効果

ここまでの段階を経て、ようやく男と同じステージになる。後は気持ち良さと興奮が相乗効果で高まるステージで、雑誌や何かやで試してみるかと思ったものを相手の反応をよくみながらすればいいと思う。

注意すべきは技にとらわれていると、あれをしたい! 上手く真似できているか。力加減はどうかなど、内向きの自分ばかりの視点になり、肝心の相手の反応が見えなくなるので、こだわり囚われないようにする必要がある。相手に聞いてもいいわけで、相手の反応を良く見ることだ。




おわりに

海外の女性向けポルノと比較することで、性行為に夢中になるための免罪符探しがどの程度、文化的要因が強いのか判断できるだろうが、あまり興味は今のところないので、まぁ興味ある人は調べてみたら良いと思う。

女性を口説くという行為も、本質的には同一な気がする。特別感非日常アピールか、がっつくわけではないおしきりアピール力といえるだろう。

SMの文脈はどこにまとめるのか判断に悩む。しかし、この押しきられの方に興奮しやすい人はSMと親和性が高いのだと思う。拘束、目隠しを女性が好むのは、男に責任をおしつける免罪符となるからだ。

妊娠という身体的で生物学的な差があり、そこに行動原理の違いを生む本質が隠れている以上、男と女の性への態度は、どうしたって埋まらないものだとは思うが、今回の記事の理屈を踏まえれば、もう少し男女の仲は良いものになるのかなぁと思います。

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