膝関節の評価(問診)について
今日も柔道整復師、理学療法士、整体師の方、新人の方に向けて、僕の実際行っていることや勉強した内容ついて書いていきます
今日は膝関節の評価(問診)について書いていきます
問診では、年齢も含めて受傷機序を聞きます
主訴としては様々あると思いますが
天気の変わり目
雨降り
冷えた時の痛み
動き始め
同一姿勢の持続の痛み
これらを訴える場合は関節の硬さと痛みの閾値の低下がみられ関節炎後の関節周囲の変化がみられる可能性があります
歩行時に強くなる痛み
こちらが要注意で、使い過ぎによる痛みの悪化が考えられ、高齢者であれば関節軟骨摩耗の進行と判断される症状でもあります
臨床では、変形性膝関節症の患者が来院することは非常に多いと思います
病院で勤務していた際に学んだのは、必ずしも変形が重度だからといって手術は適応にはならないということです
変形性膝関節症で手術が進められる例としては、骨性の痛みであること
歩行中の痛みが生じており、圧痛も内側裂隙に認められる
そして変形も認められるなどの症状が当てはまれば手術を勧めるケースが多いように感じました
接骨院では、病院で手術を勧められて、前向きではない患者も来院すると思います
この際には、本当にこの患者は手術は必要なのかをセラピストが判断する必要があります
要素は変形のみではないことを覚えておくと良いかもしれません
変形性膝関節症の痛みではなく膝蓋下脂肪体の痛みだった
みたいなことは正直よくあります
他立ち上がり動作での痛み
階段昇降での痛み
しゃがみ込み、正座時の痛み
こちらは膝伸展機構の痛みが疑われます
関節周囲の線維化がみられることが多いとのことでした
昨日までなかったが、今日急に強い痛みが出現したような場合(高齢者の場合)には
変形性膝関節症の進行期
偽痛風
大腿骨内顆骨壊死
を念頭に置くと良いと思います
これらの場合は、どちらにせよ精査が必要なので、固定などの処置をして病院受診をすすめるとよいと思います
視診、触診(膝蓋跳動)では、腫れているのかを確認します
急性の外傷では、水腫なのか血腫なのか触っただけでは判断しずらいですが、個人的な感覚として膝蓋跳動検査を行なった際に、硬い感触があれば血腫がある感覚でした
今日は問診から予想される痛みの原因ということで書いてます
仮説をもったうえで、触診を行うと正確に判断できる可能性が高いので参考にしていただければ幸いです
明日も臨床頑張りましょう
ではまた
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