【自戦記】第6期指す将順位戦B級1組9回戦【対midoriさん】

 こんばんわKitchieです。今回は私が参加している指す将順位戦の対局を振りかえろうと思います。

 指す将順位戦に関してはこちら↓

対戦相手のご紹介

 9回戦のお相手は midori さん
 ・初手合い
 ・居飛車党
 ・裏芸で四間飛車もされる印象

作戦や準備など

 midoriさんは基本的には居飛車でこられると踏み、こちらは振り飛車で挑もうと考えていました。
 ここまで採用していない戦法の中で三間飛車四間飛車向かい飛車の中からどれかを採用しようと準備を進めました。


序盤①

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 ▲先手midoriさん △後手私Kitchie

 3手目にいきなり角交換、飛び蹴りをくらいました。ノーマル振り飛車を想定していたのでいきなり予定を外れた将棋になってしまいました。

序盤②

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 私は角交換四間飛車にして向かい飛車に振り直す作戦で、駒組が進む中で5筋の位を取りました。

序盤③

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 5筋の位を活かそうと中飛車に振ったり、そこで先手が飛車先を伸ばしてきたのでまた戻ったりと、この辺は予定外の戦型ゆえに出方を伺いながら手待ちをするような状態となりました。


中盤①

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 先手から5筋の位を取り返しに動いたところでようやく駒がぶつかりました。
 しかしながら、△同歩▲同銀△3九角と進み、この変化はこちらが良さそうに感じて進めていました。

中盤②

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 私は馬を作ることに成功し、先手は開いた中央から一気に攻め込もうとしてきますが、馬の手厚さを活かせれば十分に戦えると感じてました。気になる点としては、私の玉は囲い切れていないので、変に大駒を渡すような攻めはしないように心がけました。

中盤③

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 ▲5三銀と飛車取りに打たれたところで強気に△6九銀と攻め合いました。
 先ほどと違い玉がそれなりに堅く、飛車を取られた手に△同金や△同銀とすれば自然に堅くなるという点が選択の理由でした。


終盤①

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 飛車を取られましたが、私は端から攻めて挟撃態勢。
 しかし、私の玉形も下段がスカスカなのでかなり怖い所でした。

終盤②

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 ▲8一銀とかなり怖い手がきましたが、金をよけて何とか凌いでいる状況。
 ここで斜め駒を渡さずに攻めていくことを考えていました。

終盤③

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 桂馬を跳ねてどんどん攻めていったのですが、上の局面で△9七歩▲8九玉△7七桂打▲同金▲同桂不成で詰みがありました。
 しかしながら読み切れずに△7八銀と指してしまいました。

投了図

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 △7八銀以下、▲6九金△同銀▲7九銀△7八銀成▲同銀△8八金と進んで先手玉は詰み。
 私の勝ちとなりました。


総括

 この対局は序盤早々に角交換をされて予定外の戦型となってしまいました。
 序盤に隙を作らないように慎重な駒組を進められたことが、大きなポイントだったと思います。
 仕掛けの段階で馬を作ることができ、上手く端と絡めて攻めを展開できました。
 あと、最後で詰みを逃した点は反省です、そういう場面はきちっと決められるよう精進します。

 ではこれで今回の自戦記を終わります。
 これで私の星は6勝4敗、10回戦はすでに不戦勝が決まっているので残りは1局となりました。
 少し寂しい気分になりますが、ラストに向けて少し間が空くので、しっかりと準備をして挑みたいと思います。


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