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【自戦記】第6期指す将順位戦B級1組3回戦【ゴキゲン中飛車対超速二枚銀】

 こんにちはKitchieです。
 今回は、私が参加しているオンライン将棋大会「指す将順位戦」の自戦記となります。
 前回の対局で今期初勝利をし、1勝1敗で迎える今回は連勝を目指した戦いとなりました。

3回戦のお相手はマルマインさん

 マルマインさんとは今回が初手合い。過去にポケモンガチ勢であった私にとっては親しみやすいお名前をされている。
 将棋の印象としては、初手に飛車先の歩を突く純粋な居飛車党で、矢倉は指さないイメージです。

事前準備

 今回は実戦練習の時間がほとんどなく、準備不足感は否めなったです。
 マルマインさんが99%居飛車でこられると思っていたので、今回は振り飛車で対抗形にしようと考えました。
 過去2年間出場していて、一度も採用していない戦法を使いたいなとも思っていたので、今回は中飛車を採用しました。


先手番で対局開始

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 私の先手で対局が始まりました。今期は3連続先手スタートです。
 さて、事前準備通りに中飛車を採用し、マルマインさんも居飛車で迎えられました。

銀対抗

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 マルマインさんが超速の構えをみせてこられたので私は銀対抗で駒組を進めていく方針を採用しました。

ゴキ中対二枚銀急戦

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 マルマインさんは右銀も攻めに繰り出してくる二枚銀。
 私は後手の▽3三銀の瞬間に▼5四歩と飛車先を切り、▽同歩、▼同飛、▽4四銀、▼5九飛と進めました。
 ここまではよくある形で、じっくりとした戦いになりやすいです。

誘いに乗る

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 駒組が進んで上図で▼同飛と歩を取りました。
 後手の狙いは▽6五桂ですが、▼同銀、▽同銀、▼4五歩でどうかと思っていました。
 ▽同銀なら▼2二角成、▽同玉、▼5五角の王手桂取りを狙います。

▼4五歩に▽3三銀と進む

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 そんな上手く話が進むわけもなく▼4五歩には▽3三銀。
 しかし、陣形差でこちらが有利だと感じていました。
 そこでわたしは上図のように飛車取りに角を出たのですが▽6四銀と進んでいまひとつでした。
 代えて▼5九飛とゆっくりする方が良かったかもしれません。

後手飛車先突破を狙う

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 ▽6四銀▼4六角と局面が落ち着いたところで▽8六歩。
 ここで▼7七桂と飛車先を破られる前に暴れていく方針で行きました。
 ▽7六銀、▼5六飛、▽7七銀、▼同金に▽8七歩成と進みます。

遊び駒の交換で好調を意識

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 私としては左金が遊んでいる状態だったので、戦いの中で上図のように捌ける局面となったことは良かったと判断していました。

角も切って寄せにかかる

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 5五の地点で捌いたあと、▽6四桂に▼同角▽同歩で上の局面。
 後手が壁形なのでかなり有利だと感じていました。

急所に攻めが入る

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 少し進んで上図。
 2六の地点に桂馬を設置して次に3四桂の楽しみもあり、こちらが良いという意識は変わりませんでした。
 少し前の局面で▽6五角と飛車取りに打たれたのですが、上図のように▼5五飛とかわして、執拗に飛車に迫る▽4四銀には角を取ってしまって、振り飛車らしい指し回しができていると思っていました。

壁形を咎める

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 角と桂馬で4二の地点を狙ってここでも良いと思っていたのですが、その後まさかの結末を迎えます。


時間切れ負け

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 上の局面で時間切れ負けとなりました。先手玉は▽3九角から詰みがあるので詰ますしかないのですが、読み切れずに迷っていると時間がなくなっていました。

反省の局面

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 数手前の局面で、上図から▼2二桂成としてのですが、代えて▼2五金と格言通り玉は包むように寄せるべきでした。
 以下▽3一金と受けに駒を使ってもらえる展開であれば、まだわかりやすいのかなと思いました。


本局を終えて

 時間切れ負けという終わり方で不完全燃焼でした。
 対局をしていただいたマルマインさんと観戦していただいた方には申し訳ないです。
 内容としては、指す将順位戦初採用のゴキゲン中飛車で序中盤はそれらしく戦えたのではないかとやや満足しています。

次局に向けて

 次のお相手はRajendraさん。前期はA級3組で戦った相手であり、そのときはRajendraさんの三間飛車に対して私が玉頭位取りで挑む将棋でした。↓

 お互いに降級して今期はB級で再戦となる次回、Rajendraさんは角交換四間飛車や最近では居飛車も勉強されているようなので、かなり広い範囲で作戦を考えないといけないかなと感じています。

 それでは、最後までご覧くださりありがとうございました。


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