【自戦記】第6期指す将順位戦B級1組8回戦【対宝さんさん】

 おはようございますKitchieです。
 今回は私が参加しているTwitter将棋戦「指す将順位戦」の対局を振りかえろうと思います。

 指す将順位戦についてはこちら↓


対戦相手のご紹介

 8回戦のお相手は 宝さん さん
 ・初手合い
 ・振り飛車党
 ・今期は黒星先行で苦しんでおられる
 ・私と同じ阪神タイガースファン

作戦や準備など

 宝さんさんは振り飛車党で、三間飛車や中飛車でこられる可能性が高いのかなと考えていました。
 こちらは全対局違う戦法でいくという勝手なルールに沿っているので、まだ使用していない戦法の中から、昔ながらの急戦、もしくはミレニアム囲いに組んで戦うことを予定しました。


序盤①

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▲先手 私Kitchie  △後手 宝さんさん

 予想とは違い宝さんさんは四間飛車にされました。
 私はこの時点では急戦でいくかミレニアムを目指すかまだ迷っている段階。

序盤②

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 最終的に私は棒銀を選択しました。
 そのときの気分以外の理由はありません。数年前になりますが、対四間飛車に対して棒銀ばかり指してた時期もあるので特に迷いはありませんでした。

序盤③

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 居飛車の左香を上がるこの手はひふみんこと加藤一二三九段が晩年に指されていた手で、振り飛車側から9九角成のような手が入る変化の際に香が逃げている意味があります。


中盤①

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 3筋から仕掛けていきました。振り飛車は仕掛けられた筋に飛車を振り直し、角を5一~6二と展開して居飛車の2六銀を遠見に狙います。
 この辺りはよく見る展開で、おそらくお互いに何度も経験しているのかと思いました。

中盤②

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 この辺がポイントになった局面だと思います。
 振り飛車側が△5五歩~△4五歩と動いて駒を捌きに来たところなのですが、居飛車の角も同時に使いやすくなったので、振り飛車側はじっくりした手を選ぶべきだったのかもしれません。(この辺は対局後の感想戦でもお互いに触れました)

中盤③

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 お互いに飛車を取り合う激しい変化に突入。
 ただ取り合ったときに、居飛車は▲5四馬が金取りかつ好位置になるので、この辺りは優勢を感じていました。


終盤

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 ここから△同銀引▲同桂成と変化したのですが、△4七歩成と攻められたときに難しく感じていました。
 しかし、感想戦では△4七歩成に対して▲1二飛成~▲8六香のような攻めがあるなど、その他色々と後手より1手早いということがわかりました。

投了図

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 これで私は5勝4敗とひとつ貯金を作ることができました。


総括

 この対局は四間飛車に対して昔ながらの急戦、その中でも棒銀で挑んだ内容でした。
 中盤の入り口辺りは定跡形でおそらく何例もあるような変化だったと思うのですが、そこから相手の思い切った歩突きを上手く活用して進めていけたところが良かったと思います。


 これで、今回の自戦記は終わりです。
 私の星は5勝4敗、以前昇級は難しいのですが、残り3局頑張りたいと思います。


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