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オフィスとMellow

こんにちは!Mellowの安部です。

昨年末から始まったコロナ騒動も、もうすぐ一年が過ぎ、withコロナ、アフターコロナという言葉通り、いつになったら元に戻るのかという考えからコロナとどう付き合うのかという考えに変わり、個人の生活も随分変わってきたなあと感じることも多くなりました。
仕事の仕方もオフィス勤務から在宅勤務へ、会議室でのミーティングがオンラインに変わり、もはや以前の働き方ってどうやってたっけ?って思ったりもしてます。当初会社行かなくてどうやって仕事できるの?なんて思ってましたが、今となっては朝の満員電車から解放され、自分好みの環境で仕事ができ、通勤時間がなくなった分家族との時間が以前より増え、この働き方がベストではとも思ったりもします。

いや、してました。はい。過去形です。私はカタログ、チラシ、ポスターなどの制作に関わっているということもあり、紙の選定や最終的な仕上がりのチェックなどどうしてもパソコンの画面越しだけではわからないこともあるため、オフィスに行って仕事をすることがあるのですが、たまにしか行かないからこそオフィスの価値というかありがたみみたいなものを感じます。

それまでもカフェや自宅など、オフィス以外で仕事をしてましたが、あくまでオフィスメインでした。それが自宅メインになって感じることは、仕事モードのスイッチを入れるのって意識しないといけないんだなあということ。自宅という空間はそもそも仕事をする前提の空間ではないので、尚更ということがあるのでしょうが、この仕事モードにするのが、私の場合そばに家族が居たり話し声が気になってしまって、同じ1時間仕事をしても生産性にばらつきがあってペースを作るのに大変で、やっぱり仕事をするのはオフィスが最適なんだろうなあと思ったりしてます。

そこでMellowのオフィス作りを担当したメンバーにオフィスについて聞いてみたら、予想以上の想いと工夫があってびっくり!(というか尊敬ですね)
今のMellowのオフィスは、2020年2月に市ヶ谷に引っ越してきました。それまで恵比寿にあるイグニスという会社のスペースの一画を間借りする形で使わせてもらっていたのですが、ついに初の自社オフィスとして今の場所に引っ越してきたのでした。

正面


オフィスの引越しの場合、普通の会社では総務の人が担当することが多く、予算や広さの要望をまとめて設計事務所そのほか代理店などに依頼するかと思いますが、Mellowの場合は、社内にクリエイティブチームがありましたので外部に依頼せず、PMおよびデザイン・設計を内製し、施工会社をまとめ流という形でやりました!
これって結構すごいことで、普通自分たちのオフィスを自分たちで設計するってないんですがMellowのクリエイティブチームには建築・設計に精通しているメンバーもいるということもあり、初の自社オフィスだしこれからお客様を迎えた時にもこれをMellowは自分たちで作ったんだ!ということを見せたいという気持ちもあり自分たちでやってみたということでした(実際すごくすてきな環境です!ありがとう!!)。

コンセプトは生産性の向上と多様性の両立。社内でワークショップを開き、メンバーのこだわりや要望をまとめ上げ、どういうオフィス環境がよいのかもみつつ、オフィスとして必要な立地、家賃、利便性を考慮した物件探しなどもやりつつ通常業務を行いつつで、実際めちゃくちゃ大変だったようで、ただ自分で作るというおもしろさと使命感で進めてくれていました。
Mellowのオフィスは4つのスペースに区切られており、メインの執務スペース、静かに集中して作業ができる集中スペース、キッチン、シンクも用意されているキッチンスペース、土足厳禁でみんなで地べたに座ったりしながらワークショップなどができるスペースも併設されたオープンミーティングスペースがあります。

階段


これは、もともとフリーアドレスオフィスにしようということは決まっていたのですが、よくあるフリーアドレスの場合、横並びに机が並んでて、ただ座る順番が決まってないだけでどこに座っても一緒というオフィスが多くて、そうではなくランチや雑談したり、軽く立ち話をしたり、がっつり椅子と机、ホワイトボードを用意してミーティングをしたり、あるいは静かなところで一人で集中したり。作業によって場所を移動するという意味でのフリーアドレスにしたいという思いからこういった作りになってます。

とはいえ、どこをどう使おうと個人の自由なので、集中スペースでひたすら作業する人もいれば、あえてオープンスペースで少しざわつきのあるところでする方が落ち着くという人もいたり、キッチンスペースでランチミーティングをしたり。仕事の仕方を見てもそれぞれの個性が出てとても面白いなと思いつつ、これだけいろんな人の働き方を吸収できているオフィスってすごいなあと思ったりもします。机も一般的な高さのものとハイテーブルのように高さのある机もあるのですが、それは話しかける時、普通のデスクだと話しかける方がひざまづくような体制になるのに対し、ハイテーブルだと立ったままの姿勢で話しかけられるので話しやすく、コミュニケーションが生まれやすいという意図があり、確かにと納得してます。椅子も疲れない、リラックスできる、集中できるにこだわったものから、オープンスペースでは気軽に話し、話しかけられやすいように、レストランのボックス席のようなものまで揃えられています。

土禁エリア

細かいことを言い出せばキリがないのですが、オフィスという空間は、単にwifi、プリンター、PCや静かな環境といった単に設備が整っているというだけでなく、長時間働いてもストレスを感じさせない、むしろ来たくなるようなきめ細やかな気配りと配慮で作られた特別な空間なんだなと感じさせられます。
これは設備面だけでなく、他の人と働くことで聞こえてくるキーボードを叩く音や電話してる声、せわしなく動く人の姿なども自然と仕事モードのスイッチに切り替えてくれ、働きやすい環境を作ってくれている要因の一つだなと思います。
こういうことってオフィスで働いていたときは意識したことなかったのですが、会話するにしてもオンラインの場合、オンラインツールで確認しながら話しかけたり、話しかけられた時にちょうど席を外していて急いで返信したりお互い気を使うこともあるのですが、オフィスだとお互いが見えている中で仕事をしている=無意識のうちに気を配れるので、ストレスなくたわいもない会話やコミュニケーションをとることができ、そこから心配事や悩みの解消、仕事をする上での気づきなんかが生まれて。人と顔を見て話すということの重要性を感じたりしてます。

コロナによってオフィスの見直しで移転や縮小、在宅ワークへのシフトが進みつつあり、確かにメリットもあるのですが、仲間と一緒に働くにはやっぱりオフィスが最適だなと思うのです。

皆様も機会があれば是非お立ち寄りください。

ちなみにオフィス前にはいろんなフードトラックが出店していますので、お昼時にくるのがオススメです。

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