○月✖️日献立帳#35
2024.3.24 間のわるい一日
くもりから雨
昼過ぎに出掛けると、市場では春のイベントをやっていて、お椀をもった人々の列ができている。
来場者にマグロ汁がふるまわれており、美味しそうな香りが辺りに漂う。
上の階では福引も執り行われている。
まずは福引を引く権利取得のため、いつもより奮発して買い物をして、階段を上がる。妻が1回ガラガラを回すと、はずれの1つ手前、ソフトクリーム引換券があたった。
次にお汁をもらおうと列の後尾にしばらく並ぶが、出遅れたようで、我々の目の前の人に最後の1杯が提供されたところで大鍋がからっぽとなり、これにて終了となった。
仕方なくソフトクリームを交換しようと外に出ると、雨が降り出している。
洗濯ものを干したまま出てきたので、ソフトクリームはあきらめて、急いで帰ることにする。
帰り、まだ魚を買っていなかったので、魚屋に大急ぎで立ち寄る。
財布を開けると、さきほど福引のために乾物など余計に買ってしまったため、小銭しか残っていない。
中くらいのカマスを1本なんとか買って家に戻った頃には本降りになっていた。
かます刺身、しいたけと大根の春雨スープ、ねぎのチヂミ
2024.3.30 うっかりしてまして
晴、初夏のような陽気になった。洗濯。
魚屋に立派なカサゴがあったので、それを頼むと、お兄さんが「よくわからない、謎フィッシュなんだけど」と言って、正体不明の魚をおまけで1尾つけてくれた。
名前も分からない魚を売る魚屋も魚屋だが、ありがたくいただく客も客だ。
体表の感じはカサゴと似ている。危険な魚ではなさそうではある。
しかし、食用に姿かたちのそっくりの猛毒きのこもあるくらいだから、油断はできない。
帰って調べてみると、どうやら「うっかりかさご」という名前の魚らしい。
カサゴに似ていて、うっかり間違えてしまうから、うっかりかさご。
そんな安直なネーミングでいいのだろうか、という気がするが、各地域で普通に食されているようだ。
煮つけにする。かさごより固めの締まった身でこれはこれで美味しかった。
かさごは刺身に、しっとりとした油ののった白身だった。
お伴は大根とのらぼう菜の炒めもの、捌いたあとのかさごの頭もいっしょに煮つけにして焼き餅をそえる。
本家のカサゴの前で、うっかりの方は面目なさげに「うっかりしててすみません」と謝っているみたいだが、しかしうっかりの方に何の責任もない。
2024.4.6 4月の庭
薄青色のニラの花があいかわらず至るところで元気に咲いている。
タンポポの花も増えてきた。クリスマスローズが今年は勢いがある。
去年もそうだったが、杏の花の咲き具合が、さらに今年は寂しく疎らだった。
樹木の上の方の枝にはほとんど花がつかなかった。天候のせいなのか、樹齢のせいなのか。
ドクダミももう芽吹きはじめている。
めといかとヘダイを買って刺身に
ヘダイのアラと昆布で出汁をとって湯豆腐
山ウドが出ていたので、天ぷらにする。
締めはアラ出汁の温麺
2024.4.7 はなぐもり
薄曇り、洗濯は大丈夫。気合を入れて床掃除。
買い物に出ていつもの岸壁を覗くも、水面にはごみやほこりが目立ち、中も濁っていて視界が悪い。魚の姿も少ない。
釣りのファミリーも何組かいるが、春の陽気を楽しんでいるばかりである。
えぼだいとイサキの刺身
ズッキーニとのらぼう菜のトマト炒め煮
蒸しニンジンの温サラダ
キャベツスープに餅
2024.4.13 たけのこ✖️3
魚屋でアジと石鯛
市場で筍
たけのこは皮を剥がして切ってそのまま、沸かした鍋で煮る。小さめだったので30分で火が通る。
先の部分は出汁醤油みりんの若竹煮に
根元の方は菜花とバターで炒める
薄皮のところはお米といっしょに炊き込みご飯で味噌汁とともに
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