なんだかんだ飽きません、自分のこと #書く習慣
ゆぴちゃんこと、いしかわゆきさんの書籍「書く習慣」の「1ヶ月書くチャレンジ」に挑戦中!
16日目のテーマは「あなたの一番大切な人」です。
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出会ってから32年。私はいまだに”あの人”のことが、完全にはわからない。
生まれた瞬間から一緒にいて、誰よりも多くの時間を過ごしているし、誰よりもたくさんの話をしてきた。
なのに、わからない。わからないことだらけだ。
たとえば、朝みたLINE占いが☆5だったとする。
「慎重に物事を選べば運気がアップ!」とか「トレンドを意識すれば好調に!」とか、いろいろと書いてある。☆5なら何もしなくても幸運じゃないのかい? と思いつつ、単純だから機嫌はいい。
そのあと、間を置かずにみたスッキリ!の占いで最下位だったとする。
え? どっちを信じればいいの?
☆5と最下位って落差がありすぎない?
占いに対する不信感がMAXになったところで、3分も経てばそのこと自体を忘れている。なんなら、良かった方の占いをみたポジティブな感覚だけが上手いこと心に残ってくれる。その後味だけで一日幸せに生きられる。
単純がすぎるのだ。
そんな”あの人”ーーつまり、自分のつかみどころのなさが天井知らずすぎて、たまに戸惑う。
あと、これもよくあることなんだけど、主に仕事に対する一喜一憂の波が激しすぎる&規則性がなさすぎる。
取材の前の日になって緊張しすぎて投げ出したくなったり、やっぱり自分じゃライターなんて仕事務まらないって小一時間悩んだり、かと思えば「あの人に話聞きに行けるの楽しみだな〜〜」とテンションが上がったり、ライターこそ天職だと心底思ったりする。
情緒が不安定すぎる。
ご覧のとおり、私には一貫性がない。言うことにもやることにも統一性がなさすぎる。昨日言ってることと今日言ってることが矛盾してるなんて日常茶飯事。「フリーランス最高〜〜!」と言った口で「安定した会社員になりたい……」と言う人間。
でも、それでいいと思っている。
いや、ようやくそれでもいいと、自分で自分を許せるようになってきた。
情緒不安定で、日によって時によって言うことがコロコロ変わる自分のこと、心から好きとは言えないけれど単純に飽きないのだ。自分の心の動きを客観的に見ようとすると、「こいつマジでよくわかんねえな」と思えてきて、次第に面白くなってくる。
飽きない。飽きない。全然飽きない、自分のこと。
生まれてからこの方ずっと一緒にいる”この人”のこと、飽きるまでずっと見ていたいと思う。明日はどんなことをするのかな、私。
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