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食遍歴を振りかえる

思い返してみると、自分でもびっくりしてしまうくらいに、食事や料理にこだわりや執着がなく生きてきました。人並みに美味しいものを食べたいと思っているはずなのですが、小さな頃から偏食で野菜嫌いなこともあってか、「そもそも食べられるもの自体が少ないんだから、これくらいでいいや」と妥協してしまってたんだと思います。

伸び切ったラーメンも美味しいし、冷えてパサパサになったパスタも好きだし(あれだ、麺類が好きだから割となんでもいいのだ)、お茶漬けも汁を吸いきったところからが本番だし、お肉なら唐揚げか焼き鳥、魚ならお寿司(ご飯も一緒に食べられるし美味しいし最高!)、甘いものならチョコレートかアイスクリーム、インスタント麺なら塩焼きそばかチキンラーメンがあればそれで十分……という、書いてて切なくなってくるくらいには節操ない偏りを見せてます(どれも全部美味しいし、今でも好きだけどね)。

いろいろなことがあって、これまでの「食事」や「料理」に対する意識や感覚を見直すきっかけになりました。そのひとつが、服部みれいさんの本を読んだことです。

料理が好きで得意で仕事にもしているパートナーさんがいることもあり、少しずつ少しずつ「なんとかしないとな……」と思っていました。そのタイミングで出会った上記の1冊。とある言葉にガツンと打たれたのです。

「何を食べるかについてコミットしていないというのは、自分の人生をどうしたいのかもコミットしていないこと」

いや……もう……ほんと……そのとおりです。食傷気味な表現ですけど、食べることって生きることだし、食べることを適当にしていたら人生だって適当になりますよね、そりゃ、といった感じで。これはパートナーさんが繰り返し根気強く私に伝え続けてくれていることとも通じます。

いつも0か100かな私は「じゃあ今から菜食主義にして、肉や魚や炭水化物や白砂糖や加工食品やお酒は一切口にせず、健康第一な食事にします!!」と宣言してしまいそうになるんですが、そこはグッとこらえて。

いつものパターンを分析すると、最初から吹っ飛ばしすぎるとあっという間に燃え尽きて前よりもひどいことになってしまうのが目に見えてますから。できることからできる範囲で進めていこうと思います。

ひとまず、現時点でやろうと思ってること(かつ続けていけそうなこと)はこんな感じ。

・朝軽め、昼普通、夜軽め
・毎食少しでも野菜を取り入れる
・間食したくなったらナッツかドライフルーツ
・食べたくなったら我慢しない! 後で調整する(これ大事)

「野菜」「間食」がポイントですね。長年むくみや冷え性に悩んでるので、どうせならこのふたつに効く野菜を積極的に取り入れたい。きゅうりやほうれん草が良いらしいのでレシピをひたすら調べます。あ、あと長芋も良いらしい。カリウム、カリウム。

間食についても、まあこれはダイエットが目的ではなく、あくまで食をととのえることが目的なので、あまり制限しすぎず食べたいときは食べるようにしようかと。重点を置きたいのは「あ、食べたいな~」と思ったときに一歩踏みとどまって考えてみることですかね。「ほんとに食べたい? ほんとうにほんとうに食べたいのか?」と。

いつまで続くかは分かりませんが、食べることは生きること、ですからね。どう生きたいのか、どんな人になりたいのかを含めて考えながら、私なりに食と向き合っていきたいと思います。


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