見出し画像

「あ、やってみよう」で生きてみる

ワタナベ薫さんの「直感の磨き方」を購入。

つくづく思うことなんですが、いかにこれまで自分の感情や「やってみたい」を無視して、現実的・建設的・合理的に思考し生きてきたことか……。痛感します。「デザート食べたい!」と思っても太ることを懸念して我慢しちゃったりとか、「今日は早めに仕事終わらせてダラダラしたい!」と思っても〆切を心配して結局PCとにらめっこしたままだったりとか。

感情をセーブして計画的に生きること自体を、悪いことだとは決して思わないんですよ。問題なのは、人の目や世間体を気にして我慢しちゃってること。自分の感情や心の声を無視して、周りからどう見られるかで判断し行動してしまってる。これはいかん。

打破したい現状があるとき、私は本屋さんに行きます。やはり人の経験や価値観から学びを得ようとするのは大事すぎ。深呼吸しながらじっくりと書棚をまわっていると、大抵いまの自分に必要な1冊が目に飛び込んできます。

そうして、出会ったのが冒頭に紹介した「直感の磨き方」でした。

皆さんは、直感とか虫の知らせとかインスピレーションとか、「理由は分からないけど、なんとなくこう感じる」っていう感覚を得たことはありますか?

私はこれまで、きっと思い返せば人生のあらゆるタイミングでそれと似たようなものを感じていたんだと思う。だけど、ことごとく無視してきたんですよね、きっと。

「ふとこう思ったけど、でもよくよく考えてみたらやっぱり違うよな」とか……後からしっかり考え直して行動修正してしまうことが多かったんです。それを自分では「思慮深い」「計画的」「慎重」な美点として受け入れてきました。

これからは、少しだけ「直感」に頼ってみます

直感に頼って生きるって、具体的にどうしたらいいんだろう?

そんな疑問に答えてくれるのが、この本でした。そもそも直感ってこういうものなんだよ、と教えてくれるところから始まり(「直感」と「衝動」の違いがめちゃくちゃ参考になった……)、日常のなかで徐々に直感力を高めていくトレーニングを紹介してくれたり。

私なりの解釈ですが、はっきりと理由の説明できない「なんとなくこう思う」って予感を、もっと尊重してあげたらいいのかなって。たとえば朝起きて「今日は美味しいカフェオレが飲みたいな」とか「久々に実家へ連絡してみようかな」とかふと降ってくる瞬間ってあると思うんですが、そういうのをひとつひとつしっかり丁寧にキャッチしてあげる

私は今日、朝からなんとなーく「久々に映画でも観たいなあ」って思っていて、ふとテレビをつけたら杉咲花&吉沢亮コンビが出ていて。「あ! 新しい映画の公開日なんだ」って気づいた次の瞬間、ネットで朝一番のチケットを予約してました。普段の私なら前後の予定や仕事の進捗をしっかり確認してからすることなのに……。直感に従って生きてみるって、こういう感覚なのかなってわくわくしてます。

「あ、やってみよう」で、生きてみる。

いきなりは変われないかもしれないけど、少しずつ、少しずつ、自分のペースで感情に耳を傾けてあげられる、そんな人になりたいと思う今日この頃。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。サポートいただけた分は、おうちで飲むココアかピルクルを買うのに使います。