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身体を使って生きる

東京の夏は暑すぎる。こんなに体感温度が高いのは確実に人が多すぎるせいだ。土地に対して人口密度が高すぎるから。来年からは絶対に、夏は涼しい土地へ行く。夏は北、冬は南で暮らす。

「そんなの仕事してる限りできっこないし、お金も心配だし、住む場所だって簡単に見つからないだろうし、厳しいでしょ」って20代の私なら思っていた。でもよくよく考えてみたら、今の状況、やろうと思えばできちゃうんだよな。

フリーランスだし、Webライターだし、元々フルリモートOKな仕事。お金の心配は拭えないだろうけど、定住してたってそれは変わらない。フリーランスだから賃貸契約は確かに難しいけど、シェアハウスやAirbnbを駆使すればむしろ月替りで好きなところに移動できる。

やろうと思ってたこと、全部できる自分になってた。

これは私だけじゃないと思うんだけど、みんな頭だけで考えすぎるところ、あるよね。「やりたい!」「欲しい!」って思う瞬間は衝動なのに、あとから考えることって全部理屈で、脳みそでひねり出したことだよなって思っちゃう。

「でも、お金ないし……」とかさ。「親が反対するし……」とかさ。「説得するのにも疲れる」「やっていけるか不安、心配」「夢を追うために努力するよりも現状維持が楽だし」とかとか、ね。

わかる。めっちゃわかるわあ。

頭で生きてて、何も動けないでいるのが20代の私だった。でも新卒で入った葬儀会社を辞めた瞬間から、ある意味腹がくくれた感覚がしたんだよね。頭で考えてない、理屈でひねり出してない、身体や感覚が教えてくれることに従って、「なるようになる!」って半ばやけくそで走り出したら、理想の自分になれてたし理想の生活ができてた。

運が良かっただけじゃん、たまたま上手くいっただけじゃん、って言われるかもしれないけど。

でも、「本当に運が悪い人」っているんだろうか? たまたま起こった「悪いように見える出来事」をつかまえて、自分が「不運な出来事」にしてしまってるだけじゃない? 考えようによっては良いところもあったり、学びや教訓を得られたりもするよ。本当は分かってるのに、分からないふりをしてるだけってのが真実じゃないかなあ。

頭じゃなくて、身体を使って生きる。

偉い人にバカにされたり、諭されたりしてっていいじゃん。関係ないよ。自分の人生なんだからさ。


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