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幸せになる方法は「原点に戻ること」 #書く習慣

ゆぴちゃんこと、いしかわゆきさんの書籍「書く習慣」の「1ヶ月書くチャレンジ」に挑戦中です!

15日目のテーマは「誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ」。Twitterでは映画やドラマの話ばっかりしてるので、あえてここでは最近読んで良かった本について語ろうと思います!


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LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる

初っ端から、実はまだ読み終えていない本を紹介しようとしています。あらゆる書店に陳列されているので、見たことある方・知ってる方も多いかもしれません。ケイト・マーフィという方が書かれた本の翻訳Verです。

この帯に書かれている「『聴くこと』は最高の知性」っていうのが、また良いんですよね……! この文言に惹かれて買っちゃう人多いんじゃないでしょうか(私)。

言ってしまえば、聞くことってほんと難しいよね! でも本気で人の話を聞く人になれればいろいろと良いことがあるよ! ってことが延々と書かれた本。当たり前っちゃ当たり前ですし、それができりゃ苦労しないよ……とも思うのですが。

私は曲がりなりにも、人の話を聞いて記事にするのが仕事なので、少しでも「聞く力」を鍛えられたらそれに越したことはないな……と思い、読み進めている最中です。

一番刺さったのは、「アドバイスをしようと思って聞くと失敗する」ですね。


観察力の鍛え方

聞くことも観ることも=観察力だよね! と思って購入。私は画家やイラストレーターや漫画家になりたいわけではありませんが、ライターという職業にも観察力はあって然るべきと感じます。

一番「これは覚えておきたい!」と思ったのは、バイアスについて書かれた箇所です。

確証バイアス、同調バイアス、生存者バイアス、ネガティビティバイアス、後知恵バイアス……。人にはさまざまなバイアスがあります。「先入観」「レッテル」とも言えるでしょう。

人を見た目で判断しないように、と思っても、膝に穴が空いたジーパンを履いている人を見たら「ロックだな〜」と感じるし、電車内で大声で話している人たちを見かけたら「非常識だな〜」と感じる。それは自分にとっては「常識」かもしれないけれど、バイアスによるものかもしれないんですよね。

読んでいて救いに思ったのは、決してバイアスは悪いものじゃないということ。バイアスがあると自覚できているだけでも、その物の見え方を武器にできる可能性が上がるという話。意識しつつ、世の中を観察していきたいなと思いました。


知覚力を磨く――絵画を観察するように世界を見る技法

「観察力の鍛え方」を読んでから、すぐさま購入。絵画の観察方法を取り入れることによって、仕事やプライベートにおける物の見方や時勢の読み方を向上させられる可能性が示された一冊です。

絵画、アート、美術館……。正直言って、どれも門外漢。漫画家を目指していた時期もありましたが、今では絵なんて描くことも観ることもなくなってしまいました。

でもこの本を読んでみたら、アートってもっと身近にあっても良いものなんだな〜〜と思えたんですよね。なんなら私が普段観てる映画やドラマも、見方によってはアートだよね?!? とか。

まだまだ身につけられてはいませんが、絵画を観るように映画やドラマを観たら、また違った視点から感じられるものが増えるのかもしれません。


会って、話すこと。 自分のことはしゃべらない。相手のことも聞き出さない。人生が変わるシンプルな会話術

新型肺炎ウイルス感染拡大により、簡単に人とは会えなくなってしまった世界。2018年とかの映像を見てみると、「こんなに顔を近づけて喋ってたんだ……」「仕切りがない!アルコール消毒液がない!マスクケースがない!」と驚くことが増えました。それまでは常識で、なんとも思ってなかったのに……。

この時代に、あえて「人と会って話すこと」をテーマに会話術の本を出す。著者の田中泰延さん、編集者の今野良介さんには頭が下がる一方です。

人と会って話を聞き、それを文章にまとめるのが私の仕事。だけど決して、私は「人と会って話すのが得意」ではありません。取材だのプライベートだの関係なく、人と会って話すときは大なり小なり緊張しています。たとえ相手が家族や友人であろうと、です。

だからこそ、会って話すことについてもう一度考えたい。画面上でも問題なく話せるようになった今の時代、少々の危険を承知のうえでも対面で話したい相手は、誰と誰なのか。会って話すことにはどんな意味があるのか。言葉を交わし合うことが私たちにとって何をもたらすのか。

この本を読みながら考えたことを、いつか、誰かと直接会って話してみたいと思っています。



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総じて思うのは、やっぱりなんだかんだ人間って原点に戻れば幸せを思い出せるのかもな〜〜ってことです。

「○○力!」「1分で○○ができる!」「これまでにない新しい方法!」みたいに、過去にはなかった未知のノウハウに飛びつく習性が人にはあると思っていて(私だけかもしれませんが)。

ビジネス本とか自己啓発本とかのジャンルが書店からいつまでも消えず、なんなら拡張し続けているのも、新しい知識や方法で「ついに自分が変わるかも!」「人生激変!?!」っていう希望から逃れられない人類の性なのかな〜〜と思うと、納得がいくというか。

だからこそ、使い古された、あて擦られ続けた、当たり前でしかない「観る」「聞く」「感じる」「観察する」っていう、人としての原点(知覚)に立ち戻ることで、本質的な幸せを思い出せるのかもしれないな、と今は考えてます。

皆さんはどう思いますか?

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。サポートいただけた分は、おうちで飲むココアかピルクルを買うのに使います。