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SNSとの距離感を、もっと本気で


戸田真琴さんのこのnoteが好きで好きで、響いて響いて。もう何度目かわからないくらい読んでいる。



この時代だからこそ、最優先なのは、SNSとの距離感をもっと本気ではかることだと痛感した。近ければいいとか、遠ければいいとかいう話ではない。それぞれに心地よい距離があって、それは、自ら近づいてみたり、わざと離れてみたりしないとわからないのだ。

私は常々Twitterの魅力をことあるごとに、いろんなところで語ってきた。ブログでもTwitterそのものでも話題にしたし、初心者向けにTwitter講座のようなものもやってきた。

Twitterが好きで、SNSというものが大好きで、だからこそ、距離感を間違えてしまったらそれこそ死を招くと思った。1日30ツイートの本質を見誤って、何の理由もなくただただ情報を鵜呑みにして垂れ流す30ツイートは意味がない。あなたは、SNSやTwitterを使って何がしたいのか? 目的をはっきりさせるのと同時に、ツールとは何たるかを考え直さないといけないのだ。何度も、何度も、何度も。

ツイートしなきゃと思うたびに苦しくなる。ピークタイムに合わせて何か呟かなきゃと半ば強迫観念がわきおこる。本を読んでも呟き、映画を観ても呟き、ご飯を食べても呟き、「ツイートを作るために行動している」ような気がして一気に闇になる。30ツイートなんて無理だ、と思う。Twitterをやるために生きているような気がしてくる。私が私という存在でもって、人生を生きていくにあたって、これほどの本末転倒はない。

そんなとき、一度思い切ってTwitterをやめてみたらとても楽になった。

私は近すぎたんだ、SNSとの距離が、Twitterとの距離が。

尊敬する数々のインフルエンサーさんのアドバイスをもとに、必死でアカウントを作り上げてきた。そのことに後悔は1ミリもない。私は私の意思で選択して、Twitterを楽しんで、やりたいと思ったからアカウントを育ててきた。それ自体は、きっとこれからも変わらないのだ。

ただ、「ツイートするために何かをする」という理由で行動するようになったら、危険信号。もちろんアウトプットあってこそのインプットだけれど、息をするのが苦しくなるほどつらくなったら本末転倒だし、それは楽しめていないということなのだ。潔く距離を置いて、純粋に楽しめるペースを探す。インフルエンサーさんの言うことが0から100まで正しいということは絶対にない。私は、もう、あの人が言うなら絶対だという盲目は捨てた。誰しもが人間なんだ、生身の人間なんだ、その意味をもう一度、ちゃんと、本気で、考えるべきだ。

Twitterがだめなわけじゃない。SNSが悪なわけじゃない。いつの時代もツールはツールでしかなくて、悪いのは、それを使う側である人類の意識なんです。だから、「みんながやってるから」「目立ちたいから」そんな理由だけならやらないほうがマシだと私は思う。

勇気を与えたいんじゃなくて、「何者か」になりたいだけなのだ、たぶん。

戸田さん、本当に、その通りだと思います。

何者かにならなくても自分という人間にはしっかりと価値があるということ、価値という言葉が陳腐に感じるならそう感じなくなるくらい目の前のなにかに没頭して価値と呼べる魅力を追い求めること。きっと、画面の中の世界に生きるよりも、そのほうが目指す未来に辿り着けるんだと思う。





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