もう面倒だから本音で生きるわ
最近どんな本を読んでいでも、「本音で生きることが本来の優しさ」「自分にも相手にも誠実に生きるには本音を出すこと」と書いてある。
たまたま読んだ雑誌の片隅にある占いでも、あのしいたけ.さんもそう言っていた。そうか、そうなのか……私もう、面倒だから本音で生きるわ。
▼
本音は置いておいて、相手の気持ちや立場を考え言葉を使うこと、行動すること、態度を調整することが最大限の優しさだと思ってた。
いや、それは、決して間違ってはいないんだと思う。
人とコミュニケーションする上で最低限のマナーだと思うし、人を傷つけまいとする配慮はいつどんな時もあって然るべきだと私は信じている。
ただ、そのために思ってもないようなことを言ったり、無理にテンションを上げたり、そんなに楽しくないのに「楽しい!」と言ったり、普通に美味しいだけなのに「めちゃくちゃ美味しい~!」と盛ったりする、そういうあれこれが時には「不誠実」になってしまうんだろう。
私は優しさの一種として世の中に放っていたけど、よくよく考えてみたら、私がそれを受ける立場だったらめっちゃ、嫌だわ……。そんなに無理しなくていいよ、肩の力抜きなよ、いいから腹割って本音で話そうぜってなるだろうな、きっと。うん。そういうことだったんだね。
▼
だからといって、私のこれまでの優しさを自分で否定したりはしたくない。あれは過去の私が、その時そのコンディションで精一杯やり遂げた、パフォーマンスだったんだよ。人間関係に不器用な私が、決して社交的なんかじゃない私が、必死で歯ぁ食いしばってたんだよ。他の誰も認めてくれなかったとしても、私だけはそれを知ってるんだから、認めて、受け入れてあげるんだよ。
▼
でも、もう疲れちゃった!
なので、本音で生きることにします。テンションに言葉と態度を合わせることにします。久々に私に会ったり話したりした人は、「あれ? いつもと比べて元気ないなあ」って思うかもしれませんが、通常本来の私が今の私です。
楽しい時は楽しいと言うし、そうでもない時はそうでもないと口にするか、態度に出す。大人の振る舞いじゃないと思われようが、知るか。それでもいいと言ってくれる人と私は生きてく。よろしく。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。サポートいただけた分は、おうちで飲むココアかピルクルを買うのに使います。