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「観察」が仕事にもプライベートにも効く理由 #書く習慣

ゆぴちゃんこと、いしかわゆきさんの書籍「書く習慣」の巻末にある #1ヶ月書くチャレンジ に挑戦してます。

本日は2日目。テーマは「今やっている仕事、学んでいること」です。


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今の私の仕事は、取材や記事の執筆をすること。いわゆる「ライター」と呼ばれる仕事です。

紙媒体の仕事はほぼしていないので、もっと細かく区分けするなら「Webライター」となります。

ありがたくも、普段は会うことのないような方にお会いしてお話を聞くことが多く。事前にいろいろと準備をしていって、集中してお話を聞いて、録音したものを聞きながら文字起こしして、記事にまとめて……。端的に言えばその繰り返し。

でも決して「同じように始まって同じように終わる取材」はありません。毎回違います。人や場所や題材が変わればそれも当たり前。だからこそ、いつまでも「完璧」にはならないんです。「取材ってほんっっっっと難しい……」と途方にくれることがほとんどで、かと思えば「取材のコツがわかったかも!」と勘違いする時もあります。ほんと、ごくたまにだけど。

まだライターを始めて3年目。決して「ライターとして一人前になった」とは言えませんが(そして今後も絶対に言えませんが)、ただひとつ気づきかけていることは、「良い取材」のためには「観察」が大事だということ。


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「観察」を意識してみると、びっくりするくらいに多くのことが目につきます。それは取材のときだとなおさらです。

相手の目線。まばたきの回数。口元の動きや表情の変化。話す時の手の所作や身体の動き。

もちろん相手のお話をしっかり聞きながらですが、丁寧に丁寧に観察していると、相手が話す言葉よりも鮮明に「相手の考えていること」がわかりそうな気がしてくるんです。

すごく前向きなことを言っているけど、実は少しだけ迷いがあるんじゃないかな、とか。自信がないと言っているけど、少しは手応えを感じてるんじゃないかな、とか。

相手の表情や仕草は、言葉よりも雄弁に言いたいことを伝えてくれるような気がします。

だからこそ、意識的に、それこそ「見すぎじゃない?」ってくらいに相手のことを観察すれば、見えてくるものや感じるものがある。そう気づき始めてから、取材以外でもしっかり相手を観察するようになりました。


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私はこれまで、人と会話する時に「相手のことをジロジロ見るのは失礼だろうな……」と勝手に考えてしまい、ろくに相手を見られませんでした。それはたとえ取材の時であっても、です。いくらしっかり話を聞くためだからといって、相手をじっと観察するなんて嫌がられることナンバーワンだろう、と思ってました。

もちろん不愉快に思う人も中にはいるはず。でもそういう時こそ、しっかり相手のことを見ていたら「あ、嫌がってるのかも」ってわかりますよね。不用意に傷つけたくはないので、そう感じ取った時にはじめて視線をずらしたりすればいい。そう気付いてから、少しずつ人との会話のハードルが下がっていったように思います。


それに、人に気にしてもらえるって、実は嬉しいことだったりするのかも。

誰にも見てもらえてないと思うと、急にむなしくなったり寂しくなったりしませんか?

なんというか、一生懸命やっていても意味なんてないのかな……って思っちゃって、やる気が失せちゃうというか。

そういうときのために、せめて自分は誰かのことを見ていよう、良いところを伝えられるようにしっかり観察しておこう、って思えるようになったんですよね。

仕事にもプライベートにも、観察が効く。仕事で得られたことがプライベートにも活かせて、そこから学んだことがまた仕事に還元される。得な仕事をさせてもらえているな、とつくづく思います。

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