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還暦で厄年!それがどうした‼️(*^^*) その9 8桁の年収を捨てる

その後、謎のメッセージを意識しながらも仕事が楽しくて仕方なかったので、毎日仕事一筋に働いていた。そんな時に二人目の子供が出来た事を知った。
俺は嬉しくて仕方無かったが、意外にも妻からは子供を下ろそうと思っている事を告げられた。
理由は、この先お金がかかるから・・・との事!
俺は年収で8桁あり、妻も働いていてそれなりの収入はあるはず、確かに上の子が無認可保育園でお金はかかるとしても、やっていけない水準では無いはずなのに・・・
その時に俺が下した判断は「子供下ろすなら離婚する」の一言だった。
それには、長女が出来た時に妻から仕掛けられたドラマがあり、今度は俺がその命を救ってあげたい❗と強く思ったからだった。
その後無事二人目が生まれ3ヶ月位経った頃、妻から・・・「お願いがあるんだけど、今の仕事を辞めてくれない?」とおもむろに言われた。
俺は何言ってるんだ!と思い、妻に理由をきいてみた。
妻から言われた事は「パパは仕事すると夢中になり、土日も仕事して子供達の面倒見てくれないでしょう!だから会社辞めてほしいの」って、痛いところをズバっと言われてしまった。
確かに俺の趣味は仕事!みたいなものだっから、言われてしかるべきかも知れないけど「辞めたら生活どうする?転職しても今より収入は減るぞ!」って正論で反対した。
だが妻はガンとして、譲らない。
元々頑固だから、そう簡単には譲る性格では無い!
それからというものは、家に帰ると毎日毎日仕事辞めて!の繰り返しだった。
そんな状況だったから、だんだん帰りが午前様になっていたそんなある日、終電で帰って家のドアを開けるとそこには500mlの瓶が転がっていて、和室の部屋に行くと常夜灯だけ点けて妻が後向きに座っていた。そして「うらめしゃ〜ぁ」と同じイントネーションで「おかえり〜ぃ」と言ってこっちに振り返った。
一瞬背筋に電気が走ったような感触を覚えた。
妻は妊娠してから全く飲んでいなかったアルコールを飲んで酔っていた事が入口の空瓶と状況から直ぐに理解出来た。
その光景を見て、俺は会社を辞める事を決意した。
この時には、まさかヤクザに囲まれる目に合う日が来るとは知る由も無い。

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