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還暦で厄年!それがどうした‼️(*^^*) その8 運命を変えた謎のメッセージ

当時俺は、日本で誰でも知っている金融機関の中間管理職として働いていた。
年収は8桁あったし営業と言う仕事も楽しみながらやれていたから、特に不満も何も無く毎日がゲームをしているかのような楽しささえあった。

そんな中で、新規開拓で契約をもらった会社の女社長から・・・葛飾さんは、こんなところ(会社)で働いているような人じゃ無いわよ!貴方が50歳位になったらもの凄い人になってるわよ!って言われた。その時は突然言われたので、その言葉に酔ってしまって具体的な事を聞く意識が無かった。
ただ、50歳になるのが楽しみなだけだった。
根拠の無い話にバカみたいに浮かれ舞い上がっていたと思う。

会社に帰り事務の女の子にその出来事を話すと、その女社長に大変興味を持ったらしく「私も会ってみたい❗」と言ったので、早速翌日に会わせてみた。

すると、その女社長は事務員の顔を見て紙に絵を書きながら「貴女の家の裏手の方向にこんな感じの祠があるでしょう、そこには絶対近付かない方が良いわよ」って言ったので、事務員の女の子は「私は今の家には生まれた時からずっと住んでいるけど、そんな祠なんてないですよ」って言って、疑心暗鬼な表情を見せた。

そして次の日の朝、会社に出勤すると事務員の女の子から「昨日家に帰ってからお母さんに昨日の出来事を話したら・・・祠あるわよ!って言われて鳥肌が立ちました」との事だった。

その話しを聞いた俺も鳥肌が立って、根拠の無かった50歳になった頃の自分が根拠あるかのような自惚れに変わっていった。
その女社長にもっと具体的な話しを聞きたくなって、その後に何回も会社を訪問してみたが何故かいつも不在で、その後一ヶ月余りで会社の経営が危ないから、日本橋の事務所を引き払い調布の方に引っ越します、とその会社の従業員さんから事情を聞いた。
そんな状況だったので、夜逃げ同然の様な感じだったようで、契約も解除になり連絡手段も無くなった。

女社長から・・・葛飾さんは、こんなところ(会社)で働いているような人じゃ無いわよ!貴方が50歳位になったらもの凄い人になってるわよ!
って言わた謎のメッセージは謎のままになってしまった。

そして、いつしか時々その事を思い出しては意識するようになっていった。

そして今、還暦を迎えて仲間と始めた会社の執行役員をしていて、この2~3年の間に一兆円企業を目指せる状況になって来た。

ただ、俺としては本当にやりたい仕事が他に見つかったから、今は会社に勤めながらもその為の準備をしたい。

次回からは、今の会社が誕生する迄の話を書く事にしたい。

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