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ミドル世代アップデートコミュニティを立ち上げます①

MBAを卒業した仲間たちとこれから立ち上げる「ミドル世代アップデートコミュニティ」について、「なぜ立ち上げることを決めたのか?」を何回かに分けて書いていきます。

大学を卒業し働き始めて23年、キャリアの後半戦に差し掛かってきた中、自分の志である「自分が関わる商品・サービスを通じて、生活を良くする、社会を良くする」の実現に向けて、自分に何ができるのか?何をしたいのか?深く考えるようになりました。

モヤモヤと生きていた頃を思い出す

色々考えている中で、自分が37歳~42歳までの5年間、「仕事の張り合いをなくし、自分は何をしたいのか?が分からず、毎日モヤモヤと生きていた」ことを思い出しました。趣味のテニスやマラソンをしている瞬間、ゴールテープを切ったその瞬間、テニスの試合で勝ったその瞬間は楽しくても、ふと我に返り、自分は本当にこのままでいいのか・・成長出来ていない自分に自信が持てませんでした。

そして、過去の成功(新規事業の立ち上げ)にあぐらをかき、いつのまにか会社の中での自分の存在がどんどん小さくなり、「もう自分は必要とされていないのか・・」と思ってました。それを、本社からの圧力、プロパー優先の人事、マンネリ化した目の前の仕事、全て自分が置かれた状況のせいにしてました。矢印が自分に向いていませんでした。

このままではダメ

そんな時に、会社の同僚から大学院でMBAを取ったことを聞いて、何か変わるきっかけになるかもしれないと思い、大学院の説明会に参加しました。周りはキラキラと目を輝かせているヒトばかり。。今の自分には向いていないと思いました。

それから説明会のパンフレットは開かず2か月ぐらい経ち忘れかけていた頃、たまたま過去の仕事のファイルを見つけ、その中に「モバイルデータ通信で日本を良くする!」とデカデカと書いた当時の自分のメモを見つけました。それは不器用ながらも熱い思いをもって一直線に進んでいた30歳の時の自分の言葉でした。大変だったけど、新しい事業を立ち上げる高揚感、社会を変えてやるという意気込み、当時の自分の感情がどんどん蘇ってきました。胸が苦しく、締め付けられ、涙が止まりませんでした。

「このままではダメ」 その日、手帳にそう書き記しました。

とにかく一歩踏み出そう

そこから改めて自分は何をしたいのか?を自問自答し続けました。やっぱり出てこない。空っぽでした。唯一出てきたのは「もう一度センターポジションに戻りたい。必要とされる自分になりたい」という極めて利己的な思い。

でも、「それでもいい。利己的な思いだけでもいい。志ややりたいこともなくても、とにかく一歩踏み出そう。やってみて確かめてみればいい」と素直にそう思うことができました。そして忘れもしない、2019年1月1日初詣、神様にこれから2年間大学院で頑張ることを誓い、家族も説得し、入学願書を書き始めました。(つづく)


(一緒にコミュニティを立ち上げる仲間の記事もご覧ください!)


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