【レース備忘】 祝W的中! 2024 9.22(神戸新聞杯、オールカマー)【教育系競馬予想】

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中山

 今週からCコース。相変わらず速く、私が想定していたのとは異なり、日曜雨もほとんどなかったので、基本的な傾向は先週までと変わっていない。中山巧者を探せ!

オールカマー

 前5Fが61秒0、上がりの4Fが46.5秒、3Fが34.7秒。スローペースであるが、高速馬場を考えればドスローと言ってよいそれでも「レースの上がりが33秒台」とかにはほとんどならない中山競馬場。多少瞬発力に欠けていても前に行った馬が有利になる(特にこの2200~2500ではね)。

 2着に残ったアウスヴァールは理想的な展開であり、3着のリカンカブールにとってもそれは概ね同じであったと思う。並の一番人気馬が相手ならこの2頭で決着していただろう。だからレーベンスティールは強い。

 レーベンスティールはペースが遅いためにずっと行きたがっていて、内々でそれを必死になだめる展開。エプソムCで豪快に馬場の真ん中を切り裂いたのとは対照的に今回は最内をこじ開けてきっちり差しきる競馬で新境地を見せた。
 正直直線入り口での前との差を見ると中山の短い直線では厳しいかな、と、
(せっかく指名した穴馬二頭が最高の順番で並んでいるのに肝心のレーベンスティールが届かないのか!!!)
と諦念が生まれかけましたが、坂の途中くらいからは脚色的にこれは差しきるな、となってましたね。ちゃんと前につける競馬をしていたところが偉かった。あれより後ろの列にいると今日のペースでは厳しかったでしょう
 中山でも東京でも強さを見せるこの馬は十分な強さを感じるが、後はG1が実施される距離(2000,2400)での勝ち星がないのがどうか、その距離でも1800や2200と遜色ない強さを見せられるかどうか

 もう一頭穴馬に指名したニシノレヴナントは後ろから行き過ぎていたのでどうしようもなかったが、最後の脚は使っていたので中山巧者であることは感じさせたし、やや復活の糸口はつかんでくれたかとも思う。

 サヴォーナは今日の展開で前を捉えられないのだから相当厳しい。京都2200・2400専用機のレッテルが貼られたとみてよいだろう。坂で明らかにリカンカブールとの適性の差が出た感。
 ステラヴェローチェもまあ馬場悪化がなかったらこんなものですよね。
 ミクソロジーはまた次走以降に注目。

中京

 こちらはちゃんと雨も降って予想の範疇の稍重馬場。しかし外差しにはならない。内を通った馬が上位に来ていた。

神戸新聞杯 理想的すぎたメイショウタバルの逃げに見える不安

 1着メイショウタバル。ゴールドシップ産駒。予想時に私が言っていた通りの逃げ方をしてくれて、おまけに前5F通過が60.0秒。レースの上がりが4F48.0秒で3F36.0秒。勝ちタイムが2分11秒8ときては、「ほぼ全てのハロンを12.0秒で走った」と言っても過言ではない。これも私が「ワンペースの馬」と言ったのをそのまま体現したようなペース配分だ。ということは、今日のメイショウタバルは私的には「考え得る中での最高の展開と最高のペース配分で競馬をした」ということになる。これ以上は望めない展開だということだ。圧勝でもおかしくない。それなのに最後ジューンテイクにあそこまで迫られたのである(差しきられるかと思った)
 これには原因があるだろう。
 ①距離が長い 
 ②左回りが合わない
 ③実は遅いペースで逃げすぎた(もう少し速い方がよかった)
のどれかだとにらんでいる。でもまあ①かな、と。①だとすると2200はギリギリの距離ということになる。もっとテンに速い先行馬や末脚に切れ味のある馬がいる1800~2000で今日のようなレースは望にくい(皐月賞みたいにになっちゃう)。となると、今日がメイショウタバル最後の重賞制覇になってしまうおそれもある。距離の融通がきいてくれるか、気性面での成長があってメリハリのある逃げ馬になれるか、どちらかが必要だ。もし菊花賞に出てくるなら、1周目の3~4角の下りをよほどうまく乗り越えない限りはオーバーペースになってアウト、だと思う

 2着ジューンテイク。キズナ産駒。内枠スタートから終始内を回る。離れた2番手をストレスの少ない追走。この馬も展開等に相当恵まれている。京都新聞杯もそうだったが、レースはうまいけどあまり強さを感じない、という印象。ダービーは全く伸びず惨敗だった。前哨戦番長のタイプかもしれない。中京はめちゃくちゃ合っているようだ。

 3着ショウナンラプンタ。キズナ産駒。今日も後方からだが、外を回さず内を衝いたことで3着が生まれた。これもあまり強さは感じない。「そこそこ」までは来ても「勝つ」というシーンを重賞では想像しにくい。
 
 4着オールセインツ。これもキズナ産駒。今回感心した馬だ。前走の2勝クラスは新潟の超スローを上がりだけの競馬。2走前も上がりの速い競馬だったから「軽い平坦馬場向き・非力」といった像を作り上げてしまったが、今回稍重馬場で荒れ気味の内を回って差を詰めるというまた異なる競馬ができた。今後も注目できるが、距離延長は未知数。

 5着メリオーレム シュヴァルグラン産駒。もう少し長い距離・平坦がよさそう。京都3000はピッタリだと思うが、速い上がりが使えないと勝つまでは苦しい。

 6着ビザンチンドリーム エピファネイア産駒。超大外を回って差を詰めてきた。着順以上の内容はある。きさらぎ賞以来、久しぶりに脚を使っているところを見た気がする。これも京都3000の方がよさそうなのだが、菊花賞は追い込み脚質の馬が勝てるレースではない。もう少し前で競馬できるようにならないとどのみち厳しい。まくって進出して最後まで脚を持たせるほどのスタミナ馬という感じもしない。
 
 11着ウエストナウ。キズナ産駒。予想以上に動けなかった。3~4角で激しく手が動いていたのが意外。ラジオNIKKEIのホームページで見た西村騎手のコメントは
           「馬場も難しかったです」

??? 「馬場も」に用いられている「も」という助詞は「(Aに加えて)Bも」という文脈で用いるものだから、こういう部分に傍線が引かれたときは「何に加えてなのかを考えろ」、というのが入試現代文での鉄則である

① 回りのメンバーが強いことに加えて、馬場も難しかった。
② 休み明けで動きが鈍いことに加えて、馬場も難しかった。
③ ペースの割に位置が悪くなったことに加えて、馬場も難しかった。

推測は色々出来るが、何せこの一言しか書いてないんだから推測の域を出ない。

まあひとつ言えることは、「これで菊花賞で狙いやすくなった」。中距離でスピードを見せている先行馬を狙うのが2010年以降の菊花賞・天皇賞春の一つのセオリーだと思っていますので。

出る意志があるかはわからんし、賞金が足りるのかもわからんのだけど。  

予想結果まとめ(2024.8.26~)
区分A 1戦1勝 的中率1.000 回収率540%(今回的中!
区分B 6戦1勝 的中率  .167 回収率680%(今回的中!

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