【レース予想】誰がために雨は降る 2024 神戸新聞杯・オールカマー【教育系競馬予想】

予想発表の方針はこちら。


神戸新聞杯

馬場予想・バイアス

 開催が進んで内が荒れては来ているが、土曜日は内からの馬が全く伸びない外差しというほどでもない。雨が降っての馬場変化が非常に読みにくいところではあるが、稍重~重くらいで土曜日よりは外有利な馬場を予想。

ペース予想

 メイショウタバルの逃げが確実か。ミドルペース以上。予想決着タイム2分12秒台後半~2分13秒台

予想区分とその理由 

 予想区分はA。 

 上がり馬、条件戦を勝ち上がってきた馬たちのレベルは高くないと考えている。最も高いと思っていたサブマリーナが出走取り消しとなったのでさらに予想はしやすくなったとも考えている。
 今年のダービーのレベルはそれほど高くなかったのではないかという考えでいるが、先週のセントライト記念を見てもわかるとおり、それでもクラシックに出走している馬の素質や実力は出走が叶わなかった馬たちのそれを凌駕していると考えるのが基本だろう
 ただ、この神戸新聞杯に出走してきているダービー組は先週のセントライト記念の1~3着馬よりもさらに実力が下だと考えられる。理由は、皐月賞の時点で弥生賞・スプリングSという主要トライアルに乗れず、若葉S・すみれSといった第二の路線に回っていた馬ばかりだからだ。さらに言えば、皐月賞に間に合わず、京都新聞杯やプリンシパルSを経由してダービー出走を次の目標に切り替えた馬たちだからだ。
 そんなダービー組が相手なら、すみれS3着・プリンシパルS2着を経由して2勝クラスを完勝したメリオーレムは十分に上位であると考えられる。左回りも2200の距離にも特に不安はなく、この馬が現状1番人気であるのは非常にうなずける。

 ただ、これより明らかに素質・実績上位と考えられる馬が2頭いる

 1頭はビザンチンドリーム。デビュー2戦目できさらぎ賞を勝った馬だ。今年のきさらぎ賞はそれほどレベルが高くはなかったが、後方からほぼ直線だけで全頭抜き去ったレースぶりはそれなりにインパクトあるものだった。ただ、基本的にスタートからレース前半の走りがよくなく、京都という特異な形状の競馬場での勝利だっただけに、「京都外回り向きでは?」「菊花賞で狙うのが筋では?」の思いが頭をもたげる。「次につながるレースを」とのコメントも見られる。ペースがそこそこ流れれば、外枠もあって、展開・馬場はかなり向くことを想定しながらも、基本的には「菊花賞で狙う」で間違ってはいないと思っている。

 もう1頭はメイショウタバルである。毎日杯を圧勝して皐月賞でもそこそこ人気した馬。その皐月賞は暴走気味の走りで大敗、ダービーも出走取り消しとなってイマイチな春だったが、あの皐月賞よりはメンバーが大幅に弱化しているここは完全に実力上位だろう。毎日杯を見るに、この馬逃げ馬ではあるがスタートからテンのダッシュに長けた馬ではない、だから、前をとるために意識して出していった皐月賞ではスピードが後から乗りすぎてしまって暴走ペースになってしまった。
 ワンペースの馬だと見ている。ずっと平均的なラップを刻んでいくのが理想。だから今回、スタートして1コーナーまでの距離が長い中京で、2200というそれほど先行争いが激しくなりにくい距離、しかも明らかな逃げ馬がいないメンバー構成は非常に理想的だと言えるだろう。押して出していくのではなく、「ジワッと馬の気に任せて先頭に立つ展開」が作れれば好走するはず、というのが見立てであり、それができる確率は決して低くないのが今回の条件だと思う。浜中騎手は皐月賞で一回失敗しているから、それを今回の騎乗につなげられるのではないか。父ゴールドシップ、母の父フレンチデピュティという血統は渋った馬場がそれほどマイナスになるとは思えず、実際毎日杯は重馬場だった。

 ウエストナウの話を少し付け加えておきたい。京都新聞杯の時点で私は勝ったジューンテイクよりもこの馬を評価していた。未勝利戦・京都新聞杯の2戦ともにタイムが素晴らしく、また、差して勝ったデビュー戦と逃げて粘った2戦目、というコントラストが素晴らしい。デビュー戦でスピードの違いで逃げ、重賞で差して好走、というのが普通のパターンである。そうではなくて、デビュー戦で差し競馬をしておきながら重賞で逃げて粘れる。良い馬なのではないでしょうか。しかし重馬場適性や左回り適性などわからないことが多すぎる今回はちょっと様子見かな。 

結論

単 15 100%

オールカマー

馬場予想・バイアス

先週までの傾向が続いている。スピード馬場であるが、差しも届く。中山得意の馬を探せば良い。ただし雨が降ってどうなるかは未知数。

ペース予想

アウスヴァールの単騎逃げか。前に行きたい馬が少なく、ペースはそれほど上がらないだろう。ロバートソンキー、ミクソロジーなど脚元に不安を抱えた馬もいる。勝ちタイムは読みにくいが稍重くらいで2分11秒台後半~2分12秒台?

予想区分とその理由

 予想区分はB。
 レーベンスティール有利で間違いない。ステラヴェローチェがどこまで食い下がれるか、だが年齢的にも若いレーベン有利。

 レーベンスティールは59キロで圧勝したエプソムCを見るに、G1に手が届くかどうか、というレベルで考えられる馬だと思われる。セントライト記念勝ちがありこのコースにもそれほど不安はない。スタートが悪い馬でもないから、今回のメンバーなら「2~3番手につけてムチ1、2発で圧勝」まであり得る。言い過ぎですかね? 単勝1倍台は妥当だと思います。

 ステラヴェローチェが対抗だがこちらは絶対というわけではないと思うので、それ以外の馬からも候補を挙げたい。

 1、アウスヴァール。オープンクラスでのレースにどんどん慣れている上に今回単騎逃げ濃厚。函館記念・札幌記念と転戦したが結局洋芝がどこまで向いていたかは微妙で、野芝の方がいい可能性も十分。だとしたら58キロを背負ってそこそこ頑張った前走は評価できる。57キロに減ってトリッキーな中山になってメンバーも(レーベン以外は)ましになる今回は馬券圏内も狙える。
 2、ニシノレヴナント。良績は中山と馬場悪化時に集中している。とすると今回、2200はやや短いかもしれないが、馬場悪化も予想される中山は条件的にははまる。
 3、リカンカブール。中山で重賞勝ち、中山の不良馬場で2勝クラス勝ちの経験。コーナリングがうまく、坂の走りがとてもよい。中山巧者だろう。

 得意条件がわからないサヴォーナと中山適性未知のサリエラは無視しておきます。

結論

3連単フォーメーション 4 → 3,5,8,14 → 3,5,8,14 (12点、各5%)
            4 → 5 → 8,14(各10%)
            4 → 5 → 3(20%)



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