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からだ修復のための絶対条件。

子供時代に飼っていた猫が、
どこでケンカをしてきたのか
大けがをして帰ってきた。
血が出ていたけど、
放っておけとばかりのオーラで
家の中の段ボールの奥の方で
ただただ、ジッとしていた。
何日もご飯を食べず、
静かにジッと回復を待っていたのを
見守っていた記憶がある。

からだは、食べ物を食べると
消化吸収を一生懸命行い、
それが終わるとやっと修復活動をはじめる。
修復よりも消化の方が優先度が高いため
空腹でなければ、修復活動は行われない。

そう、
からだ修復のための絶対条件は、“空腹”にあり。

彼(猫)は、
本能的に自ら空腹状態を作り、
からだの修復活動に身を委ねていたのニャ。

外傷に限らず、体内の臓器も
条件は同じで、
特に、消化に直接関わる臓器は
想像するに難くない。

若いうちは、
臓器も元気で無理をきいてくれても
そのうちにかげりを見せる。
毎日の習慣になっていると
そのかげりも「そんなもん」という認識で
マヒして感じにくくなってしまうもの。
でも、、、
小さいサインで気づかない本人には
ある時、明らかな不調や症状として
サインを出す仕組みになっている。

例えば、
車も走るだけ走らせてる車体と
こまめにメンテナンスを行う車体では
どちらが長持ちするか。
ましては、中古車にもなれば、
この間は、あのパーツを替えたのに
今度は、このパーツを替えなくては。
なんてことになる。
車はパーツを新品にできるけど、
それじゃ、人は?

別売りのパーツを入れても、
不具合が毎日の小さなストレスとなる。
入れ歯などは、とても身近な例で
問題ない人もいれば、
歯の不調を訴える人が
意外と多いのに気づきませんか?
人工的なものと、自然なものの違いは
やはり大きいと認めざるを得ない。

それなら、
生涯を共にするこの肉体に
修復時間を与え、
長く元気であってほしいと思うのです。



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