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フランス探訪での随想②

今はフランスに着いて二日目、パリのガレドリヨン?からリヨンパートデュ?経由でボーヌに向かうTGVの中にいる
SNCFというアプリで往路の電車の予約は取れたのだが何故か復路が取れないので悪戦苦闘していたがTGVのwifiがどうにも弱く全然ネットが繋がらないのと車窓越しに見える牧草と羊?ばかりの風景に飽きたので記録を残すことにした
せっかく使えるようになったeSIMも3G回線になってしまっている
そもそもSNCFというアプリ経由だとカード認証がうまくいかないことが多いようだ
調べてみるとVPNを駆使すると良いとのことで試したがこれもダメだった
一番メジャーな予約方法っぽいのだが僕にとってはなんとも頼りないアプリだ
omioというサイトから予約を試みたがこちらはクレジットカードの入力をする前にエラーが出て予約できない
帰りは15日なので焦る必要もないかもしれないのだけど今日の朝に当日の予約を取ろうとしたところ結構いっぱいだったので早めに予約しておくのが吉と思ってそうするのだけどエラーに阻まれている

ところで昨日はシャルルドゴール空港についたらまずは割と長い道を通った先に入国審査の長い列が出来ていた
その間に予め用意しておいたはずのeSIMを起動しようとしたがうまく出来なかった
結局上手く出来ないまま入国審査官に挨拶したら挨拶し返してくれた
行き先や滞在目的を聞かれると思って身構えていたのだけど無言で通された
その後また長い道のりを経て預けていた荷物を受け取った
このままBoltというタクシーアプリでパリに向かうはずだったがスマホが使えないままなのは不安なのでeSIMの起動を優先させた
30分以上格闘した気がするのだが結局データローミングをオンにすることで解消された
データローミングって何?
eSIMが起動できたのでBoltの支払い設定を開始したところ使おうとした楽天カードが不正を検知したので使用停止されたとメールが来た
仕方なく他に用意したマスターカードで難なく支払い設定が完了できた



Boltで配車する前に現金を確保することにした
殆どカード決済だがチップとかで必要になることがあるらしい
50ユーロとか100ユーロとかは偽札のこともありあまり使われないようなのでチップとして一般的な5ユーロが欲しかった
空港にATMでクレジットカードを用いてキャッシングすることにして表示されていた一番少ない額の70ユーロを選択したところ予想通り50ユーロ札と20ユーロ札が出てきた
ところで現地でクレジットカードを用いてキャッシングすると空港で両替するよりレートが良いとのことで10年前にロシアに訪問した際にも空港は両替しなかった
ところが現地のATMでキャッシングができず結局同行した友人から現金を借りることになった
手持ちのクレジットカードにキャッシングの設定がなかったことが原因と分かったのでそれからクレジットカードには必ずキャッシング設定するようにしている
そのときには借金は良くないと決めつけると良くないと学んだ

その後空港のショップでエビアンの1リットル2本とビールの500ミリリットルを1本買って20ユーロを10ユーロ札と小銭に崩すことができた
次にBoltでタクシーの手配を試みたところ少し待ったがこれはすんなりできた
トヨタのプリウスで来てくれるらしいと知って心なしか少し安心した
ほどなくして車が到着し荷物を積み込んで乗り込んだ日本から来て僕もプリウスに乗ってるんだとでも言おうと思ったけど運転手さんは英語をあまり話さなさそうだったのと本当は乗っているのはマツダの軽バンなので余計なことを言うのはやめた
予め印刷してきたホテルの情報が書いた用紙を見せてホテルに向かい始めた
特に車内では話すことが無かったのでeSIMが開通し快調になったスマホでSNS上で貰ったメッセージに返事をした
パリ市内に入ってここが本来送っていくところでホテルまではあと16分だよと教えてくれた
コミュニケーションがあまり取れなかったので定かではないがBoltでの配車の場合本来細かい目的地に連れて行って貰うことは無いのかもしれない
そこから彼はため息をつき始めたようにみえた
余計な仕事を増やしてくれたなと思っているのかなと思った
申し訳ないなと思いつつ追加で支払うかチップを渡す必要があると思って気持ちを用意しておいた
宿泊予定のティケトンヌという可愛い名前のホテルに到着したときに追加のフィーが必要か聞いたところ受け取れないと言われた
チップを渡したいと伝えてもネバーと言って断られた
そう言った類の追加は受け取らないとBoltの規約にあるのかも知れない
彼は愛想は良く無かったが善意を持って余計な時間と手間をかけてまで無償でホテルに僕を送り届けてくれた

車を降りるとすぐにホテルの人がとても明るく迎えてくれた
旅行者が必要らしい1ユーロを小銭で支払い鍵を貰った
日本のなんてところから来たの?と聞かれたので奈良と答えると知らないなあ小さい街?と聞かれたのでイエスバットヒストリカルシティと言っておいた
そこから玄関が24時に閉まるので開け方を教えると言ってくれたので教えて貰った
僕は深夜に街に出ると見ぐるみを剥がされてすってんてんになると信じていたので絶対外には出ないと思いつつ一応聞いた
念のためチェックアウトの時間を尋ねると彼は両手の人差し指を立てて11時だと教えてくれてゆっくり眠れるよと今度は両手を重ねて頬に当てるジェスチャーをした
明るく親切で助かった
スリやぼったくりに怯えていた僕はいきなり親切なフランス人に出会うことができて少し自信をつけた
考えたら当たり前のことだけど殆どの人は善意の人なんだと改めて感じた

手で扉を開けるタイプのエスカレーターに生まれて初めて乗って507号室に向かった
その部屋は日本ではあまり馴染みのないにおいがしたけど悪くないと感じた
明日は早く起きて少しパリの街を散策しようと思って空港で買ったビールを飲んで早めに床についた



やっと初日終わり(笑)

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