見出し画像

正解は人の数だけ。息子のおかげでバージョンアップ!

息子はテストを受けたことがない。
うちの息子は不登校。(そして長髪)

学校のテストって答えは一つ。
考える時間が沢山ある息子は
考えてもわからない哲学的な事を
やたら1人で考えてたりする。

「世の中には正解がいっぱいあることの方が、多い」という事を肌で知っている。

そこで親のわたしはどうだ。
子育てに
何か「一発解決!」「絶対に正解!」のような答えがあるのでは、と考えていた時期があった。

これもいわゆるフツーの「the 日本の学校教育」を
受け続けた影響?

「うちの息子は挨拶ができない、
こんな引っ込み思案な性格では将来困るのでは。
何か解決策はないかしら」と言うわたしに

「お母さん、〇〇くんはありのままで良いんですよ。
はっきり言って大きくなっても性質は変わらない。
大事なのは自分はこういう人間だ、と確立する事。
〇〇くんの良さに注目して
伸ばしていってあげてください。
〇〇くんはこれから育っていくうちに
自分を確立できます。
その時には自分なりのコミュニケーションが
必ずできるようになります。」と幼稚園の先生は言った。

そう、息子を例えば
「元気に挨拶ができて、愛想の良い、
勉強好きで行儀の良いお利口さん」という何者かになるよう強制するんじゃなくて、

「すっごい恥ずかしがり屋で
人に挨拶されるとパニックになっちゃって
挨拶を返せないけど、
人の気持ちや状況に敏感でよく気がつく、
人や動物の心の痛みがよくわかる」

この特性を伸ばしていく。
そのうちに自分を確立できて
息子は自分に自信が出る。

そして挨拶もできるようになっていく、と。

子育ての本丸って、
子どもが「ありのままの自分」になるように、
そしてありのままの自分で
周りの人とコミュニケートできるようになっていくのを
助けること。

今はそう考えている。

わたしは息子が生まれた時から
子育ての正解を探しがちだった。

学校で受けていたテストみたいに。
子育てにも不登校にも正解は人の数だけ。
学校のテストとは違う。

正解は一つでは?
こんな考えが染みついているこの頭の中。
息子のお陰でバージョンアップしていく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?