台本(メモ)

紙ノートで管理するのはだるいのでnoteで書いた台本を記録する。ダメなとこあったらコメントください。骨組みなんで設定を順次膨らませます。

タイトル:死ぬ直前はせめて好きな恰好を

「お姉さん。そんなところから飛び降りたら死んじゃうよ?」

「ほっといてください。もういいんです。」

「いやでもここで死んだらお姉さん伝説になっちゃうよ?ここ渋谷の109だもん」

「いいんです最後くらい好きな場所で好きな恰好して死にたいんです。」

「だからって若者のファッションの殿堂で死ぬことなくない?」

「あなたこそこんな109の屋上まで来て死ぬつもりだったんでしょ?」

「いや俺は違うよ。下から超タイプなお姉さん見つけたからよかったらお食事でもと」

「え?渋谷の109から飛び降りようとしている人をナンパしに来たんですか?」

「そうなるね。もう夢中だよ。君のこともっと知りたいな。なんで死のうとしてるの?」

「好きな人に振られたからです。」

「あ、じゃあ解決だ。今日から君のこと一番好きなのは俺だもん。」

「どんな自信?」

「ところでマジックやるから見てくんない?」

「は?」

「コインはどこでしょう」

「やめて。早く死なせて」

「ダメダメ!君かわいいんだから死なせない」

「もういい加減にして!私は本気なの邪魔しないで!」

「はぁ~ポケット見てみて」

「これさっきのコイン……」

「ご縁(5円)ができたんだ。死なせないよ。」


以上です。修正繰り返しつつ載せます。ジャンルは新作落語の予定です。




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