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良書『7つの習慣』から学んだこと

2025年4月までの目標の一つとして「アウトプットの質を高める」を掲げています。観た映画の感想をただ「面白かった」「微妙だった」といった浅い言葉で終わらせがちだった自分を変えたくて、もっと自分の感じたことを的確に表現できるようになりたいと思ったのが目標を立てたきっかけでした。

最近、上司が勧めてくれた『7つの習慣』という本に深い感銘を受けたので、今回はこの本から得た学びをアウトプットしたいと思います。


『7つの習慣』とは?

スティーブン・R・コヴィーが書いたこの本には、成功への道を切り開くための7つの原則が紹介されています。それぞれの習慣は仕事での成功はもちろんのこと、私たち一人ひとりの人生を真に充実させることを目指すものです。この本は、表面的な成果よりも内面の成長・成熟を重視しており、自己認識や自己管理、対人スキルの向上、そして継続的な振り返りによる自己改善に焦点を当てています。
習慣には以下のようなものがあります:

  • 主体的である: 自分自身の行動をコントロールし、環境や他人の影響を受けずに自分の運命を切り開く。

  • 終わりを思い描くことから始める: 明確な目標を持ち、それに向かって計画的に行動する。

  • 最優先事項を優先する: 日々のタスクの中で最も重要なものに集中し、効率的に時間を管理する。

  • Win-Winを考える: 他人との関係で双方にとって有益な解決策を見つける。

  • まず理解に徹し、そして理解される: 他人の意見を深く理解し、その上で自分の意見を伝える。

  • シナジーを創り出す: 異なる能力を持つ人々が協力することで、より大きな成果を出す。

  • 刃を研ぐ: 自己の身体的、精神的、社会的、精神性を常に磨き続ける。

『7つの習慣』は、単なるスキルアップではなく、人格そのものを磨くための成長と自己啓発に焦点を当てていて、私の考え方に大きな変化をもたらしました。最近は話術や仕事術といった、テクニックや仕事の効率を向上させる本が世の中にあふれていますが、『7つの習慣』は"人格を磨く"ための根本的な原則に注目している点が本質的でとても良いと感じています。

実際に読んでどう変わった?

『7つの習慣』を読んでみて、自分の中で明確に変わった点は、物事に対する考え方です。特に「主体的である」という習慣は、結果を他責にせず、自分の行動や選択が直接未来を作っていくという責任感をよりいっそう強く意識するようになりました。また、「終わりを思い描くことから始める」を実践することで、無鉄砲にただ頑張ることは努力とは言わず、目標に向かって一歩一歩進むことが重要であると改めて気づくことができました。目標やアクションプランも、以前よりもずっと具体的で計画的になったと感じています。

そして何よりも、『振り返り』の重要性について強く認識しました。一日の終わりに日記をつけることで、自分自身に問いかけ、内省する時間を設けるようになりました。毎日をただなんとなく過ごすのではなく、それぞれの行動が長期的な目標にどう影響しているかを考えるようになりました。

『7つの習慣』を繰り返し読みたい理由

『7つの習慣』を読んで、ただスキルやテクニックを身につけるだけでなく、どう生きるかを深く考えさせられました。

主体的である」「終わりを思い描くことから始める」「最優先事項を優先する」の習慣は、自分自身の内面を成長させ、「私的成功」の基盤を築きます。「Win-Winを考える」「まず理解に徹し、そして理解される」「シナジーを創り出す」の習慣は、他人との良好な関係を構築し、「公的成功」を目指します。
そして、7番目の習慣「刃を研ぐ」は、これらの習慣を持続的に練習し続け、自己研鑽を深めるためのものです。

この本は、一度だけ読んで終わるのはもったいないほどの価値があると思います。キャリアの初期にこの本を読めば、自立と成長への道が開けますし、転職やキャリアの節目で読むと、新しい環境で成功を収めるための洞察が得るヒントになると思います。例えばマネージャーに昇格する時などは、新たな視座・視点で物事を見るための学びがあるでしょう。そして、人生の大きな転機に立った時には、過去を振り返り、新たな目標を定める指針としても大いに役立つと思います。

私たちの人生は常に変化していて、ステージが上がるごとに挑んだことのない新たな課題が待っています。『7つの習慣』は、そうした時に自分自身としっかり向き合い、何が最も大切かを見極めるのに非常に有効だと感じます。

また、繰り返しになりますが、この本は仕事だけでなく、自分の人生を豊かにするための指南書としてもとても役立つと思います。

いま、家族や友人との関係に悩んでいる人、新しい挑戦を始めようとしている人、日々の生活に満足ができていない人は、ぜひ手に取ってもらいたいなと思います。自分自身と向き合い、本当に自分が望む生活はどんなものか?それを見つけるためのヒントになればいいなと思います。

私も、これから人生のステージが変わるたびに、『7つの習慣』を実践できているか何度も立ち戻りたいと思います。レベルアップに比例して、この本が与えてくれる新たな洞察や視点がどう変化していくのか、今からとても楽しみです。

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