コラム:美味しいお茶の点て方

抹茶は日本茶の専門店やデパートで求めることが出来ますし、最近ではインターネットや通信販売でも気軽に注文できます。ですが、ビニールのパックに入っている抹茶を開封して、そのまま点ても上手く点てることができません。泡がうまく立たず、抹茶が固まり玉になることがあります。
使う前に抹茶を濾すことで美味しいお茶を点てることが出来ます。
古くより利休形の茶篩箱(ちゃふるいばこ)がありますが、専門店に行きますと手軽な茶漉し器が様々あり、茶掃箱(ちゃはきばこ)の中に収まる物もあります。菓子やケーキ作りの粉ふるいを代用しても構いません。

茶の量、湯の量、湯加減も気にする方がいると思います。茶の量は、濃茶の一人分ですと一匁(約3.75グラム)、薄茶の一人分で五分(約1.8グラム)であります。湯の量は柄杓で湯を汲み半分程度ですが、その時の気候、客の様子で湯の量は加減します。湯加減も同じく加減します。
残った茶の保存方法も気になると思います。抹茶は高温多湿を嫌います。また、光に当たり続けますと色素が落ち赤茶っぽくなり、茶が痛みますので光が当たらないようにします。移り香に弱いため茶缶などに入れる際はしっかりと蓋を閉めることです。冷蔵庫などがベストですが開封後は長期保存できないので使い切ることがオススメです。

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