英検3級〜リスニング対策編

英検3級のリスニング問題は3分の2が対話形式で、会話表現の知識を問う問題が多く出されます。ですから、その対策が必要です。会話表現の難しい点は、文字通りの意味とは違うニュアンスが定着していたり、スペルとはかけ離れた発音だったりすることです。例えば、Guess what? は、guess(推測する)ともwhat(何)とも違う「ねえねえ、聞いて!」という意味ですし、許可を求める表現 Can I ~?(~してもいいですか?)は、キャナイと聞こえます。

英検3級のリスニング問題で高得点をあげるには、会話表現をなるべく多く、意味だけでなく響きも覚えておきましょう。

英検3級のリスニングテストが求めているのは、1語1句を完全に聞き取る能力ではありません。聞こえた音声から、会話や英文の大意をつかむ能力です。ですから「聞き取れない!」と感じても、あわてる必要はありません。特に第2部と第3部は2回放送されるので、1回目でおおよその内容と質問を理解し、2回目は質問に関係がある部分に集中して聞きとるよう、ふだんから練習しておきましょう。


面接の評価には、アティチュード(態度)という項目があり、積極的にコミュニケーションを取ろうとする意欲を示すことが大事です。具体的には、入退室のあいさつや、アイコンタクト、大きな聞き取りやすい声、黙り込まない、などです。問題演習をする際には、頭の中で答えを思い浮かべて済ますのではなく、面接の場面を想定した上で、しっかりと声に出して練習しましょう。このような実演を重ねることで、明瞭な発声やアイコンタクトが身につき、本番でも行えるようになります。

英検3級の受験者には、英語での面接試験は初めてという人も多いでしょう。緊張のあまり実力を発揮できないことのないよう、できれば予行演習をしておきましょう。学校の先生や英語の得意な友人に面接委員の役をしてもらい、本番のつもりで練習するのです。パッセージ音読の素材には、本番同様、初めて見る英文を使い、未知の単語があっても発音を推測して読み通しましょう。このような実演を一度でもしておくと、当日はかなり落ち着いて臨めるはずです。


ふだん英語を発音することに慣れていない人は、面接当日まで毎日、少しでも英語を発音するようにしましょう。なじみのある参考書の英文を音読するだけでもトレーニングになります。できれば自己流の発音ではなく、音声のついた素材を用いて、ネイティブスピーカーの発音のまねをするようにしましょう。

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