15年ぶりに歯医者に行った話

15年ぶりに歯医者にいきました。

何を隠そうこの私、3歳くらいの幼いころに母親に、騙されて歯医者に連れていかれたり、怖がるのを面白がって遊ばれたりしたせいでずっと歯医者恐怖症。中学生ごろまでは乳歯があったり健康診断で虫歯がバレるのでしぶしぶ通っていたが、それ以降は痛くても黒くても歯石がゴリゴリについててもすべて放置していた。旅行先で酒を飲んで酔っ払って歯磨きせずに寝付いてしまい、夜中に歯の激痛で目覚めることもあったし、昔付き合っていた彼女に「歯医者行かないと別れる」とキレられても行かなかった。

しかし今年ついに30歳。健康への意識も高まりなにか身体の不調があればせっかくだから今のうちに治しておきたいなと思って真っ先に思い浮かんだのが歯のことだったので、誰に言われるでもなく今年の6月、グーグルで『歯医者　痛くない』で検索し、最初に出てきたところに通い始めた。

結果をいうと虫歯はアホほどたくさんあったのだが、もう終わってる歯が一本あって、そこは部分入れ歯にすることになった。

自分の中では途中めちゃくちゃ痛かった時はあったものの、それ以降はなりを潜めていたのでどうでもいいと思ったのだが、歯がなくなっても虫歯菌は残り、歯茎を侵食するらしく、人生初の抜歯。

『歯医者　痛くない』で検索しただけあって虫歯治療の際は軽微なもの以外はほぼ麻酔でやってくれたし、麻酔自体も虫歯の痛みと比べたら１００分の1ぐらい。抜歯のときも全然痛くなかったのだが、麻酔が切れた後は猛烈に痛かった。

その後も週一で歯医者に行き、虫歯治したり歯石をとったり。そしていよいよ抜いた歯のところに入れ歯をはめようとなってからは、その入れ歯ができるまで一カ月ぐらいかかってまぁ待たされた。

しかしその入れ歯も数度の調整を経てついに完成。寝るときだけマウスピースのようにつければいいらしい。

ということで、毎週歯医者に通う日々が先日やっと終わった。

半年ぐらいかかって歯も一本失ったが、15年放置していたことを考えたらこれでもいい方だろう。

抜歯までいくともう手遅れなので、みんなは歯が痛くなったらバファリン飲んで耐えたりしないで歯医者行こうな。ほんまに麻酔したら痛くないから。