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【学級日誌 #172】週末におすすめ作品紹介!

どうもSUGAです🌲
なんだかぐったりとしてしまう週末なので、
今日は最近読んだおススメの本を紹介したいと思います。

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『海が走るエンドロール』著者:たらちねジョン


〈あらすじ〉
65歳を過ぎ夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子。そこには、人生を変える衝撃的な出来事が待っていた。海(カイ)という映像専攻の美大生に出会い、うみ子は気づく。自分は「映画が撮りたい側」の人間なのだと……。

平凡な人間が日々を過ごす中で、いつでも、どんな年齢になったって挑戦してみるのは勇気がいるけれど、この本はそんなひとかけらの光の原石を見つけたひとりの女性のお話です。
作る側の人間は、何となくそのものの作られた熱量みたいなものに対して引力のようなものを感じ、引き寄せ魅せられるもので、主人公のうみ子さんが引き寄せられたのは『映画』の世界でした。

読み進めていくうちに、この本に出てくる『海』について考えてみたのですが、それは『創造する』という大きな無限に広がる領域なのかなと私は感じました。

扉絵には毎回、なにかの映画のパロディがなされているので、映画好きの人は思わず「おっ」となってしまいます。
この1巻の最後のほうに彼女が語るセリフが印象に残っています。

秋田書房さんから動画が出ていました!

学生時代、楽しかったことはたくさんあるけれど成長した今、また学校で学んでみたいと思うことが増えました。2巻が最近出たので気になる方はぜひ。

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『うたうおばけ』著者:くどうれいん

〈あらすじ〉
人生はドラマではないが、シーンは急に来る。『氷柱の声』『わたしを空腹にしないほうがいい』のくどうれいん、ロングセラーのエッセイ集。
「東北の小さな歌人。鋭いと思いきや、その先は丸く、言葉たちは強く光っている」(植本一子)
・失恋してラーメン屋に喪服でやってきたミオ
・「ビニニでもバナナ」と大発見したのんちゃんとゆーきちゃん
・暗号でしか告白できないスズキくん
など個性的な「ともだち」がぞくぞく登場!「web侃づめ」の大人気連載に大幅増補の全39編。おだやかにかわいい百鬼夜行

1994年生まれの岩手県在住の詩人、くどうさんのロングセラーのエッセイ集です。主に彼女の友人たちの話、家族、彼女自身の話がどこか愛らしくいじらしく記されている本です。
読み進めていくごとに彼女の感性のつめこまれた言葉たちに、彼女の感じる世界にどこかきらきらと光っては消える星屑のような、そっとポッケに入れてみたくなるような小さな宝物のようなものを感じる一冊です。くすっと笑えるようなお話もはいっているので疲れてしまった週末などにおすすめします。
実はくどうさんはなっちゃんに教えてもらって読み始めた作家さんなのですが、すごい!良いなぁ!ありがとうなっちゃん。

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『天狗の台所』著者:田中相

〈あらすじ〉
天狗の兄弟の美味しい二人暮らし。日本で暮らす兄は天狗だった!?
自分が天狗の末裔だったことを知らされたアメリカ在住の弟オンは、しきたりで14歳の1年間、日本で兄・飯綱基と暮らすことになりました。


いまアフタヌーンで連載中の、とても大好きな作家さんの漫画です。
ちょうど昨日最新話5話がでたよ!

不思議な世界観?かと思いきや天狗の兄、基と共に過ごすスローライフのお話であり、ご飯がたくさん出てくるすてきなお話です。
この兄と弟がまったく正反対な性格でとってもかわいい!あとおおきなワンちゃんも出てきます。

1話と3話が無料で読めるので気になる方はぜひ。

好きな作家さんの雑誌のカラーをきれいに切り取って保存とかしたりしているんですが、家族に物珍しそうに見られました。カッターとか使って丁寧にやらないとびりびりになっちゃうんだよね…

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もやもやぐるぐるした時は何かに没頭してしまうのもよいかもしれないですね。様々な方の平和を祈って。今日はこの辺で失礼します。

ちゃんずからの質問コーナー

Q.「めっちゃ影響与えられた作品ってなに?(アニメ、映画、漫画等々)
A. なんだろう?色々ありすぎて困るけど、本なら『旅をする木』、漫画なら『よつばと!』、アニメなら『デジモンアドベンチャー』でしょうか。最終回何回見ても泣く…

つぎはちゃんず!

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