【インターン生滞在記】知床サスティナブルフェス~知床の秋と森づくり体験~(2024年10月)
「世界を惹きつけるような旅する理由を作り出す」ことをミッションに、知床でホテル業を営む私たち・北こぶしリゾートでは、2024年8月から6か月間、インターンシップ生として佐々木千愉(ささき・ちゆ)さんが仲間となって働いています!
テストや学祭でも忙しい秋と、インターンシップとしてのお仕事を両立する10月。3連休を利用して知床に滞在したので、その様子をnote記事でお届けします。
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前回のnoteに引き続き、『宿泊客が参加できる「ネイチャーリテラシー」向上プログラムの考案と実施』にむけたインターンシップに取り組んでいる苫小牧工業高等専門学校 応用化学・生物系2年に所属している佐々木千愉(ささき・ちゆ)です!
今回は、10月12日(土)から14日(月)まで知床に滞在したので、その様子をお知らせします。
▼前回のnote
知床サステナブルフェスでの出店!
10月11日の夜にイーグルライナーに乗り、翌朝、斜里ウトロに到着。一か月半ぶりの知床です!
8月の知床ではみられなかった鮭の遡上や水揚げ、色づいていく知床連山を見ることができ、さっそく「新たな知床」を知ることができました!
「知床サステナブルフェス」は10月12日、13日に知床自然センターで開催された、 自然と環境をテーマに“自然と人が一緒にいるにはどうすればいいんだろう?”というサステナブルな気付きにつながるイベントです。北こぶしリゾートも二日間このイベントに出店をしており、今回はそのお手伝いとして参加しました!!
10月12日の朝10時過ぎに、会場である知床自然センターに到着!北こぶしリゾートの出展ブースでは、アーティストとコラボしたオリジナルグッズの販売もありましたが、私は「知床ツーリストシップ」にまつわるクイズの出題を担当しました!
「ツーリストシップ」のクイズを通して交流する👪
「ツーリストシップ」とは、スポーツマンシップという言葉から着想を得て生まれた、「ツーリスト(旅行客)」+「シップ」を掛け合わせた言葉です。旅先の自然や文化、建造物などへ配慮したり、その地域に貢献しながら、交流を楽しむ姿勢や行動のことです。
知床で守っていただきたい5つのことをテーマにした「知床ツーリストシップ」は、一般社団法人ツーリストシップと北こぶしリゾートが共同で作成したものです!
他の地域では見られない、ヒグマやキタキツネなどの野生動物との接し方や、流氷やたくさんの動植物などの自然を守り、これからも知床が知床であり続けるためにもぜひ実践していただきたい内容となっています。
また、この日は地元の方はもちろん、道内各地や本州からいらっしゃった30人以上の方々と交流をすることができました。
知床の森づくり体験!植樹祭に参加🌳
翌日 10月13日は引き続き知床サステナブルフェス出店のお手伝いに加え、『しれとこ森の集い(植林祭)』と、『馬と森づくり~「馬搬」を学ぶ~のワークショップ』へ参加しました!その様子をお伝えします!
まずは、第28回しれとこ森の集い(第50回植林祭)についてです!
この植林祭は、しれとこ100平方メートル運動という知床国立公園内にある開拓跡地を保全し原生の森を復元する取り組みの一環で、130人以上の方々が木を植えるために知床に集まりました!斜里町の地元の方のみならず、京都など全国からいらっしゃった方もいました。
早速レクチャーを受け、植林開始!
知床国立公園内で発芽したトドマツを苗木として植えます!知床国立公園内でも自生している固有の種であり、植林した広葉樹が育たなくなってしまった過去から、針葉樹であるトドマツを植えるそうです。
まずは、苗木がすっぽり入る程度の穴を掘り、中心に苗木をセット。掘り返した土を砕きながら周りの穴を埋めて行きます。特に、土を埋めていく作業が難しかったのですが、周りの方々は手馴れているのか、音速の勢いですべての作業をこなしていて、とても尊敬しました…。最後に、植えた木の周りにほかの植物が育たないようにウッドチップを撒いて植林完了!!大変な作業でしたが、自分が植えた木に愛着がわいてきてかわいかったです!
知床の森づくり体験!馬搬ツアーに参加🐎
13日の午後は、『馬と森づくり~「馬搬」を学ぶ~ワークショップ』に参加しました!
知床の開拓時代に実際にしていた、伐採した木を馬に運んでもらう「馬搬」を、厚真町にある西埜馬搬さんが実演していました!
2頭の馬が知床自然センターから、しれとこ森づくりの道 開拓小屋コースを通り、作業場まで台車を引いて歩いていきました。道中にある旧開拓小屋では、『しれとこのきょうだいヒグマ ヌプとカナのおはなし』の作者のあかしのぶこさんによる『しれとこのみずならがはなしてくれたこと』の紙芝居の実演もありました。
作業場に到着すると、作業場には大きな木の丸太が10本以上ありました…!とても人間では運べなさそうな重さで、大人の男性が二人で持たなければ持ち上がらないほどでした…整備されていない森の中でも、丸太を一度に3,4本運んでいて、馬力には驚かされました…!
開拓時代の人たちは、動物と協力しながら農耕や、林業、開拓などを行っていたことを体感できて、とてもいい経験になりました!
また、今回の滞在ではインターンシップの目標である企画の考案・実施に向け、実施に向けて準備を進めました。次は企画をプレゼンするために、資料の作成や、打ち合わせをして実施に向けて進んでいきます!この滞在で新たに得た経験もインターンシップの企画に活かしていきます!
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佐々木千愉さんは来年2025年の3月末ごろまで、北こぶしリゾートの一員として働いています!学校にも通いながらなので、あまり知床にいることは少ないですが、タイミングが良ければ知床・ホテルで会うことがあるかも!ぜひお見かけしたら、話しかけてみてください。