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【クマ活】ヒグマが街に入ってこないように草刈りをしました!(2024年5月)

ヒグマとの共存を目指す「クマ活」では、ヒグマが街に入ってこないように草刈りをしています。2024年も5月19日と20日の二日間にかけて、知床ウトロ地区の草刈りを行いました!

「草刈りがクマ対策になること」については、こちらの記事もご覧ください。

5月19日はKIKI知床の正面玄関からすぐ、夕陽台の湯から知床夕陽のあたる家にかけて広がる笹薮、5月20日は初夏から秋にかけてカラフトマスの遡上が見られるペレケ川周辺の笹藪を刈りました。
それぞれ、2019年6月と昨年にヒグマの目撃された場所でもあります。

知床ウトロ地区の地図。赤で囲った場所が5月19日の草刈りポイント。(GoogleMAP引用)
刈込ばさみを使って、茂っている笹薮をひざ下ほどまで刈り取ります。
草刈り中に記念撮影📷KIKI知床の目の前で活動しています!
赤で囲った場所が5月20日の草刈りポイント。(GoogleMAP引用)
自分より背の高い笹を刈っていきます。
ヒグマの食べ物にもなる「フキ」も刈り取りました。ヒグマの食べ物となるものがあると、ヒグマを誘引してしまったり、滞留させる原因になることもあります。

5月19日には53名、20日には21名の参加を頂き、予定していた場所の草やぶを刈り取ることができました。

参加した方からは、
「初対面の方ととても良い雰囲気で交流できた!」
「汗を流すことで地域に貢献する達成感を味わえました。」
「クマ活の活動をもっと多くの人に知ってほしい!」
などの声をいただきました。

草刈り実施後は、感想を共有できるような時間を作り、ねぎらいあったり、活動中に思った疑問をスタッフに聞いたりと、お互いに交流することができました。

クマ活お決まりの集合写真は、いつも以上に素敵な笑顔です!ご協力いただきました皆さま、ありがとうございました!

5月19日、草刈り終わりの集合写真📷
5月20日、草刈り終わりの集合写真📷

5月19日の草刈りの際には、クマ活から寄付し設置したヒグマ対策ゴミステーション「とれんベア」へのステッカー貼りを、北海道コンサドーレ札幌 CSC 河合竜二さまとともに行いました!

とれんベアに「PROJECT179」ステッカーを貼る北海道コンサドーレ札幌 コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン 河合竜二様(左)、クマ活ステッカーを貼る弊社社長桑島(右)

とれんベアの寄付については、こちらからご覧いただけます。

5月19日の午後には、ヒグマについてざっくばらんにお話しする「クマ端会議(クマ活ver)」を開催いたしました。
クマ活のために全道(中には本州からも)からお越しいただいた皆さんに草刈りに続いてご参加いただき、「ヒグマとの共存」をトークテーマにそれぞれの経験や価値観を話し合うワークショップとして行いました。
酪農学園大学 佐藤喜和教授に話題提供として、最近のヒグマに関する報道や野生動物管理についてお話しいただきました。

参加者同士、和気あいあいとしながら、ヒグマとの共存についてざっくばらんにお話ししました。

今回の草刈りでは、お世話になっている皆様や知床を訪れた皆様とともにクマ活に取り組み汗を流しました。(順不同)
株式会社コンサドーレ
株式会社日本政策投資銀行
株式会社日本旅行
サッポロビール株式会社
北海道環境生活部 ヒグマ対策室 様
北海道オホーツク総合振興局
酪農学園大学 佐藤 喜和様
北海道新聞
その他、一般の方

知床ウトロ地域の皆様にもご参加いただきました。
THE NORTH FACE/HELLEY HANSEN知床店
ピリカデリック
知床サイクリングサポート
Buen Camino!
斜里町
その他、一般の方

今回のクマ活の運営サポートに、東京農業大学オホーツクキャンパス酪農学園大学北見工業大学北海道大学大学院から9名の学生ボランティアの皆さんにご協力いただきました!

ボランティアとして参加した北海道大学 小林工真さんから『クマ活ボランティアを通じて、「クマと人間の関係」について様々な価値観に触れることができました。1人1人が自分事として捉え、双方の命と生活を守っていく為の活動を広げていくことが重要だと感じました。』とコメントをいただきました!
クマ活の運営を通して、学業とは違った経験をしたり、人と繋がったり、学生たちにとってもいい経験となればと思っています。

今回のクマ活・草刈りは、知床の自然保護管理を担う公益財団法人知床財団様、ネイチャーガイドツアーを実施するピッキオ知床様にご協力を頂きながら実施しました。

これからも、北こぶしリゾートはクマ活、知床をつづけていく活動に取り組んでいきます!


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