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世界で一番「学校ICT活用が遅れている国」は?【続編】

DAY 37

2021年度から金沢市では
小中学生に1人1台のタブレットPC端末
が配布(貸与)され、
授業や宿題への活用が始まりました。

前回の記事はコチラ↓

国の「GIGAスクール構想」
当初予定よりも前倒しで
進めている形です。

なお、「GIGAスクール構想」とは

「多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、
 子供たち一人一人に公正に個別最適化され、
 資質 ・ 能力を一層確実に育成できる
 教育ICT環境を実現すること」

という定義です。

そして、「GIGA」は
「ギガが減った、ギガが無くなった」
といったパケット(データ通信量)の
ギガバイト(GB)のことではなく、
「Global and Innovation Gateway for All」
の略でした。知らなかった😅

名称未設定のデザイン (8)


「全ての子供たちにとって、
 グローバルかつ革新的な環境づくり」

を目指すということで、
正直小難しく感じますが
国の有識者が検討したこともあり
大きな考え方は間違っていないのかなと
思います。

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【概要】新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ) (文部科学省) より引用

スクリーンショット 2021-08-12 23.27.27

「未来の学び」構築パッケージ(文部科学省) より引用


ただ、課題も盛り沢山です💦
大きく3つに分けられます。
 [1] ハード面 (ハードウェア整備)
 [2] ソフト面 (サービス等の活用ユースケース整備)
 [3] サポート面 (ICTサポーターの育成・拡充)

今年全員分のタブレットPC端末が準備され、
学校にもwi-fi環境が整備されたので
[1]の課題はほぼ完了に近づいています。

ですので、残るのは[2]と[3]ですが、
特に[2]に注力すべきです。

あくまでタブレットPC端末は
ツールであって手段でしかありません。

何を目的にICT機器を活用するのか?
どこへ向かうのかを具体的に明示
出来ないと、絵に描いた餅になりそう
と懸念してます。

短期的には、児童も先生も宿題の
提出や回答がラクに出来て
効率が上がるのでタブレット導入効果が
ある様に見えてくると思います。

ですが、その先にどうするか?
その効率が上がった分の時間を使って
どんな本質的な改革を行えるか?
が本当の意味でのGIGAスクール構想
の真意が問われる点だと思います❗️

名称未設定のデザイン (9)

ちなみに、タイトルにある
学校ICT活用が遅れている国
は、OECD加盟国の中で日本が最下位です💦

学校の授業におけるデジタル機器の使用時間はOECD加盟国で最下位

OECD生徒の学習到達度調査(PISA2018)「ICT活用調査」より引用


GIGAスクール構想で日本も世界標準に近づいていくのか、
それとも日本以上に世界が進化していくと追いつけません😅
世界との比較が全てでは無いですが、
しっかりと目的意識を持って
取り組むことは重要かと思います。

我々保護者・PTAも
学校や国が決める教育カリキュラム
に関心を持っていくタイミング
の様にも思います🤔


今日はこの辺りで!

今後も金融教育、PTA、デジタルマーケティングに関連する投稿を書いていきますので、noteのフォローもお願いします😊

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