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息子との子ばなれ!

マツマヨ

「俺一人暮らしすることにしたから」「えっ(聞いてないよ)」突然、息子の一人暮らし宣言。ビックリして単身赴任の主人に伝えると「いいと思うよ。色々な経験も大事」「そうね」とは言ったものの何か複雑な感じ。大学も職場も自宅から通っていたので家を出るのは初めて。聞きたいことは沢山あるけど、しつこく聞くと嫌がるだろうな、とりあえず見守ろうと自分に言い聞かせて数週間後。

今度は「部屋決めたから」「そうなの。どこに住むの(なんか寂しいな)」もしかして私、子離れしてない?結婚して息子が生まれ主人の実家に引っ越した時には祖父母も元気で4世代同居。小さい時には教会でも家でも私の姿が見えないと「ママ、ママ」と泣いていつも私のそばにいた息子をこの子をちゃんと育てなきゃとガチガチなプレッシャーを張り巡らしていた子育て時代。家庭教育で学ぶ度に出来ていない自分が情けなくなり、そんな情けない自分を受け入れたくなくて私がなんとかしなければと意地を張ってたな~。心配して見守り声を掛けてくれた周りの皆さんのお陰様でいつしか、“息子の生きる力を信じていこう”と思えたときに私の色眼鏡が外れ、たくましく成長している本来の息子を素直に見つけられた。自信のない母親をいつも守ってくれていたのは主人と息子だったと思えた時“私幸せ者だなー”と心のガチガチが緩んだ瞬間。一生懸命に子育てに頑張っている婦人部さんに触れると、“弱音を吐いていいのよ。よく頑張っているね。大丈夫だよ。”って声を掛けたくなるのは、あの時の経験と情けない自分に掛けたい言葉なのかも。

それにしてもなかなか引っ越し準備が進まない息子に少しにんまりしながら、実母も私を家から送り出す時にこんな風に心配していたのかなとふと思い、どうっだった?と仏壇の前で語り掛けていました。

単身赴任の主人、息子の一人暮らし。しばらくは元気な舅姑と三人でこの家を守り明日も笑顔で頑張ろうと思った一日でした。

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