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Kindle出版で稼げるまでの軌跡

【この記事は自著の宣伝を含みます】

新年が明けて10日経ちました。Kindle出版やその他副業を頑張っているあなた、調子はいかがでしょうか?

僕は快調に突っ走っています!

来月でKindle出版を始めて1年になるので、僕が稼げなかった過去と、稼げるようになり始めた今を洗いざらいぶちまけます。

✔Kindle出版で1冊月1000円未満
✔原因分析をしていない
✔でも稼ぎたい

3つとも当てはまったあなただけ、見てください!
生半可な気持ちで見ても、稼げないので。

※たまーに、稼ぐ目的でKindle出版してないと言う人いますが、それならnoteでやるべきです。その方が見てもらえます。
※軌跡を見てもらいたいので目次は設けません。

2021年1月~2月:Kindle出版スタート

僕がKindle出版に興味を持ったのは2021年の1月。転職を決め、2月から3月末まで休めることになり、「何もすることがない…副業してみるか」と考えて色々情報収集。
そこで出会ったのが、Webライターでした。1月下旬から2月初頭にかけて、電子書籍用の原稿を4本(4万文字)納品します。単価は0.2円未満だったので合計1万円未満です。
当時浅はかだった僕は、こう考えました。 

「自分で出す方が稼げるんじゃね?」

そこからひたすら調べると、Kindle出版にたどり着きます。

✔圧倒的シェアと認知度
✔KindleUnlimitedの存在
✔ゼロイチのしやすさ
✔Amazonが宣伝(売れてる本だけ笑)
✔ブルーオーシャン(語弊はある)

大体こんなことが書いてあり、「これなら僕でも…」って思いました。
早速、AmazonアカウントからKDPアカウントを作り、設定。全部ローマ字で打たされるのは結構疲れます。Amazonは米国企業で税に関する申告も必要だったみたいで、半月くらい忘れてました。

何がともあれこれで設定が完了し、早速1冊目を出版しました!
出版当時の表紙(現在販売停止)↓

あなたを幸せにするお金の話~表紙~
出版停止済みのダメ表紙

ページ数は30未満。中身はスッカスカです。
それ以前に、この表紙みてどう思いますか?ダウンロードしたいと思いますか?当時の僕は「これでいける!」と思ったらしいです汗

2021年2月~3月:ほとんど稼げない現実

その後も、ひたすら出版します。というのも、大体のサイトに書いてあったのが「数を打て」みたいな記述。

僕はこれを真に受けてしまいました。ここからはタイトルだけご紹介しますが、こんなタイトルで売れるわけがありません。(理由は後述)

✔偽善にまみれたESG投資: ヨーロッパの暴走
✔株初心者への銀行株入門: 利息は8円 配当金は3万円
✔1年で100万円!ゼロからはじめる貯蓄術: 固定費削減編
✔1年で100万円!ゼロからはじめる貯蓄術: 低収入でも問題ナシ
✔元いじめられっ子凡人サラリーマンが1年で100万円貯めた話

最初出した表紙の電子書籍と合わせて6冊です。当時は全く外注なんて考えず、表紙も自作していました。でもある意味、それが不幸中の幸いでした。
結果は…最高でも月1200円くらいしか稼げず、撃沈しました。

2021年4月~6月:挫折&Webライターメインに

もちろん、何も手を打たなかったわけではありません。何度か表紙も変えたりしましたし、タイトル変更も行いました。これもサイトに書いてあったんですよね…「見た目(表紙)が9割!」「インパクトのあるタイトルが大事!」

今振り返って思うのは、やっぱりサイトに書いてある無料情報は過半数がいい加減。ウソではないんだけど、真に受けてやると稼げません。

対策しても稼げない状況が続くうちに、完全に諦めてしまいました。4月からWebライターとして月1万円、6月には3万円稼げるようになり、時間単価に見合わないKindle出版は開店休業状態。

このとき、Twitterのアカウントを@kitahiro_kindleから@kitahiro_writerに変えています。(今もwriterのまま)

2021年6月~7月:再出版するが結果は同じ

挫折しましたが、6月にふと考えました。「たしかに2月の時点では大した実績もなかった。でも今ならWebライターとして多少は稼いでいる。この成果を本にすれば稼げるんじゃないか?」

この方向性は間違っていません。ただ、またしても表紙とタイトル選定がダメすぎました。

ゼロからはじめるWebライター入門
ダメ表紙(2回目)

これでは売れません。リメイク出版に合わせて出版停止にしましたが、累計既読ページ数は500未満でした。
4ヶ月以上出版していて、収益はおよそ200円です。ゼロじゃないだけマシ…?そもそも執筆に20時間以上かかっているので、時給10円以下の副業ですよ?話になりません。

結局、またしても挫折。こうして、リメイク出版を開始する10月まで屍を築きました。

2021年10月~11月:リメイク出版の成功

転機は9月~10月。ランサーズで電子書籍の原稿を書いてほしいという依頼を頂き、執筆したことから始まります。依頼を受けた当初は、「一度書いて終わりのいつものライター業だな」と思っていました。(スイマセン)

ただ、その依頼者は他の依頼者とは異なっていました。
大半の依頼者は「〇〇について書いてください」だけです。背景も伝えたいこともよくわかりません。執筆側も困ってしまいますが、変に質問して「めんどくさい人だな」と思われるのも嫌なので想像で執筆してしまいます。

その依頼者は、「テーマは◯◯です。△△について考えていて、□□という内容にしたいと思っています」とコンセプトが明確で、対象読者もある程度設定されていました。今思えば、秀逸だったなと感じます。

僕のプロフィールもしっかり確認していたと思われ、まさしく僕の得意分野でした。あっという間に2万文字を執筆して納品。

数週間後、ふと気になり依頼者が出した電子書籍を探しました。
驚いたのは★5評価の嵐。

「僕が出した本には1つも評価なんかつかないのに…」と悔しがりながら、その本をダウンロードして読み…そして僕の本が売れなかったわけを納得しました。

想定読者の目線に立った文章
明確なペルソナと価値提供が設定されたタイトル
✔しっかりデザインされたプロっぽい表紙

僕の本になかった全てが、その本にはありました。実はそのとき「こりゃかなわん、Kindle出版やめよ」って結構マジで諦めてます

そんな僕にTwitterで声をかけてきたのは、その依頼者でした。依頼者も駆け出しだったようで、編集によるリメイク出版を持ちかけられました。

またとない話と考え、快諾。
手始めに、最近執筆して文章的な完成度が高いWebライターの本をリメイクしました。最初はKindle出版の細かい仕組みを何も知らないので、ほぼ依頼者任せ。表紙どころかタイトルまでつけてもらっています。
できた本がこちら↓↓↓

リメイク前の"ゼロから始めるWebライター入門"と比べて、明確に誰に向けた本か100万倍わかりやすくなりました。
この表紙やタイトル選定は、以下の基本原則に則っています。

数字を入れる
ペルソナを明確にする(初心者マーク=初心者)
ライバルが出していない方向性にする

Twitterでは依頼者と僕の2人で宣伝し、100冊以上の無料ダウンロードを達成しました。

2021年11月~12月:AmazonSEO攻略

ひとまず成功を収め、毎日読まれる本になったリメイク一冊目。
でも僕は、ものすごく強い危機感を持っていました。

「Kindle出版は1ヶ月すると売れなくなる」という話があるからです。
これもサイトに載っていた無料情報で、半分正しくて半分間違っています。

AmazonSEOを攻略していない本が売れなくなるだけです。
とにかく僕は何百回とAmazonの検索を試し、「出版中の本がなぜ1ページ目に出ないのか」を思案し続けました。

問題はサブタイトル。元々、"稼ぐロードマップ"というサブタイトルをつけていましたが、これはダメなサブタイトルの付け方です。もしロードマップで上位表示を狙うなら、タイトルにもってこなければいけませんでした。

それくらい、ロードマップは強豪がひしめくメジャーワードなんです。
売れていない本でサブタイトルに少し入れても効果は出ません。

タイトルを変えてしまう手もありましたが、当時すでに"Webライターで1万円稼ぐ教科書"がAmazonの検索窓から出ていたので、やめました。

代わりに、"副業初心者"や"入門"など、ターゲット層が検索キーワードに入れそうな単語を入れ、現在のタイトルになっています。

さらに、7つのキーワードには「勘違い検索ワード」を入れました。
あなたがもしWebライター初心者なら、以下のどれが正しい表記かおそらくわからないはずです。

✔ウェブライター
✔webライター
✔Webライター

正しくは一番下ですが…「そんなの知るか!」となった人がほとんどでしょう。初心者は知らないんです。

初心者向けの本なら、ウェブライターで検索されることもあるはず…そうひらめいてキーワードの中に入れたら、案の定当たりました。

試しに、Webライター関連の検索ワードを入れてみてください。僕の本がおおむね10位以内に入っています。
(一部、続編の"Webライターで5万円稼ぐ教科書"が出てきます)

2022年1月現在、どうしても売れ筋ランキングは下がり気味になっていますが、それでも毎日読まれる本として収益を上げ続けています。

2022年1月:投資分野に殴り込み成功

AmazonSEOや宣伝手法の反省も踏まえ、3冊目、ついに投資分野への進出を果たしました。

タイトルは僕がつけました。

✔低収入
✔不労所得
✔投資初心者
✔高配当株投資

これらキーワードはSEOのために意図的に入れています。
1/10現在、読まれているページ数の半分はこの本で稼ぎ出しています。

無料ダウンロードは200冊以上突破し、過去最高記録となりました。
もちろん、これはTwitterなどでの宣伝効果がハマったのは事実ですが、それと同じくらいSEOが影響しています。

今回、無料ダウンロードを5日間フルで行いましたが、3冊目で初めて最終日まで2桁ダウンロードを維持しました。
本来、Twitter経由のダウンロードだけなら最後の2日間は失速します。

✔みんなダウンロードしてしまう
✔さすがに飽きられる

どうしてもSNS宣伝だけでは限界があります。ここをSEOで補いました。
既読ページ数も爆増中で、わずか10日で5000ページを超えています。155ページの本ですので、30冊分以上は読まれました。

とはいえ、この本はベストセラー獲得のための前哨戦。続編はベストセラーを狙いに行きます。

Kindle出版で稼ぐために必要な考え方

ここまで、僕の軌跡をお話してきました。7冊も表紙とタイトルがダメな本を出して撃沈し、現在少しでも稼げるようになった軌跡なので、誰でもマネできるはずです。ここからはやるか、やらないか。

Kindle出版で稼ぐために必要な考え方は2つ。
甘い言葉に甘えない
✔やめない

Kindle出版は、非常にハードルの低い副業です。初期投資はゼロだし、簡単だし、1円ならほとんどの人が稼げます。

ただし「簡単に稼げる!」「Amazonが宣伝してくれる!」という甘い言葉に甘えていたら、そこまでです。そんなわけない…と思いませんか?

僕は何度も挫折し、甘えました。それでもやめなかったからこそ、チャンスを頂いて這い上がることができました。

今、稼げなくてもやめずに取り組んでいるあなたなら、必ず花開くときが来るはずです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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