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インストラクターとパーソナルトレーナーの違い
私自身、知識豊富なトレーナーさんから勉強する集団エクササイズ指導者いわゆるインストラクターですが
これは気をつけなければ!と背筋が伸びることがよくあります
運動指導という括りでは同じですが、指導する場所や対象、人数など
環境が違うことが多いからです
インストラクターはあくまで集団への運動指導。
受けてくださる方の年齢や性別や体格や体の姿勢やクセや感じ方や理解度やフィットネス歴やモチベーション
など
ありとあらゆる違い持った可能性があることに配慮しなくてはなりません(同じような目的を持った方が集まる場所もありますがそれでもたくさん配慮が必要)
なるべくたくさんの人
にハマることややり方の提案
がゴールになります(広くを前提にできるだけ深く)
パーソナルトレーナーは、"その人"の情報を元に答え(提供するエクササイズの意図)を出すので
その人にピッタリハマることややり方の提案
がゴールになります(狭くていい代わりにバチーーーっとハマる必要がある)
ゴールが違うんですよね
もちろん集団指導者としては、全員に深くバチーーーっとハマればいいんですが、そもそも種目や伝え方も全然変わってきます
目の前の顧客と会話しながら指導できるトレーナーと
ほとんど一方通行で指導することが多いインストラクター
トレーナーさんがこれはいいですよ
という種目も
集団で指導するには伝えづらかったり、そもそもその種目をする理由がパーソナルすぎると多くの人に関係なくなってしまうこともあります
インストラクターがいう
骨盤周り動かすといいですよー
と
重度の椎間板ヘルニアの方への
骨盤周り動かすといいですよー
はやり方や意味が全然違ってきますから
だから私はパーソナルトレーナーから勉強したことも、一回グループ指導に置き換えて考えてから実践しています
やってみて「これはグループ向きではないな笑」というものもよくあります
色んな人がいるという前提は、言葉選びにも影響を及ぼします
我ながら、色んな人がわかりやすい説明には自信があって
わかりやすかったですー!
とお声を頂くことが多いです
気をつけていることはたくさんありますが
専門用語をなるべく使わない!!
が1番ですね(専門家向けは別ですが)
これは伝えるお仕事をされている方は、意識したことあるかもしれないベタなことですが
もう一歩踏み込むと
これは専門用語かもしれないぞ??
と専門用語ジャッジを厳しく課しています
筋肉名は全部フランクに言い換えるか説明を必ず入れるし
上腕二頭筋→力こぶの筋肉
脛骨→スネの骨が2個あってこっち側の太い方ですよみたいな
肋骨
も危ういと思っていて
肋骨、この辺のあばら骨のことですよーと一言。
サラッと言ってしまったときは
頸椎とか(この辺の首の骨のことですーが入る)
説明を足して次に進む
こういう少しの気遣いとスキルで、いろーーーんな人相手でも伝わる確率を上げられると思うんですよね
もちろん
パーソナルトレーナーさんでもわかりやすい講座をされてる方はたくさんいらっしゃいますね
ゆっくり喋ってくれたり用語をちゃんと説明してくれる方も
ただ専門用語連発で
あれ?知識マウント取るのかっこいいと思ってんのー!?!?
なんてバカリズム顔負けの毒を吐きたくなる時もあります😂
知識が深ければ深いほど
伝える工夫が必要になるんですよね
仕事の話をしているといつも
10年数年前のワークショップの時から言い続けている
いのうえひさしさん(ひょっこりひょうたん島を書いた人、作家さん)
の言葉を思い出します
むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに、まじめなことをだらしなく、だらしないことをまっすぐに、まっすぐなことはひかえめに…
最後まで読んでくださってありがとうございました
北川健太
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