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【日記】ミレーナマジしんどい+婦人科受診で思ったことなど

 短い日記です。


 先週ミレーナ(子宮内で黄体ホルモンを放出する器具)を挿入して以来10日間のたうち回りながら(ここから何か得ないと悔しいのでそのうちここで書きます)いろいろ思い出したことを書きます。

『生理のおじさんとその娘』

 昨年3月にNHKで放映していたスペシャルドラマです。
『ぼっち・ざ・ろっく!』『TIGER&BUNNY』などの脚本を担当、今は話題の朝ドラ『虎に翼』を書いている吉田恵里香さんが手がけました。

 妻を(おそらく)子宮頸がんで亡くしたのをきっかけに生理用品の広報になり『生理のおじさん』と親しまれ(同時にどこかバカにされ)ている男性と、そんな父親を少し疎ましく思っている娘が、ラップバトルで対決してわだかまりをなくす話です。

 ラッパーに憧れるその弟が、生理が重い上に貧困で生理用品を買えない女性ラッパーに『うちに生理用品あります』と助け舟を出して、そのライバルの男性ラッパーから「お前の親父エロい」と言われていて、1分くらい意味がわからなかったのですが……

 もしかして『女性器のことを考えている=エロい』のか!

 という気づきを得ました。
 そういう短絡的な、思慮のない上に自分に都合のいいものの受け取り方をする人間っているよなぁ……としみじみしてしまいました。
 そんな男性に合わせて生理や婦人科の病気をタブー視する風潮もなんとかなってほしいなぁ……とも(実際ドラマのタイトルだけを見て『男性には触れないでほしい』と言っている人がSNSにいたので)。

 実際スケベピクチャーを見る人間からしたら、前立腺がんの説明図もエロいですよ?
 婦人科の病気をエロいものとするなら男性特有の病気もエロいフォルダに入れなければいけないし、そうでなければ婦人科の病気にも光を当てなければ……と思います。

 三山凌輝(BE:FIRST RYOKI)さんが出ていなければ見なかったドラマですが、一般的な男性が生理や女性をどう受け止めているのかを実感させられました。

 脱線しましたが、この男性ラッパーは『愚かなことを言う人』というドラマ上の役割を与えられていましたが……

『セクシー田中さん』

 このドラマについて私は語ることを持たず、芦原妃名子先生の作品もご縁がなくて読まずに過ごしていたのですが、一つだけ。

 脚本家や制作側が『原作で登場人物がアフターピルを飲むシーンが、22:30からのドラマにふさわしくない』と削ろうとして、芦原先生がなんとかねじ込んだ、という話を聞いて、何が『ふさわしくない』のかがわからなかったんです。

 事件の解説をしている人の文章を追ううちに、「アフターピルを飲むような『遊んでいる』子がドラマにふさわしくなかったのではないか」という解説を見て制作陣の意図を理解し、同時にますますわからなくなりました。

 望まない妊娠を防ぐための手段を講じるのが『遊ぶ』?
(原作を読んでいないので時系列はわからないのですが)妊娠を前提としない性行為は例外なく『遊び』?

 今まで私は「人は共感することはできなくても、言葉を尽くせば相手の言わんとすることは理解できる」と思っていました。
 前提条件や常識が違いすぎると相手の思考回路すら読み取れないのか……といい歳になって気づきを得ました。

それはそれとして

 来週末同人誌即売会の予定があって、そのアフターとして同じカップリングが好きな方々とアフターをするのですが、それまでにミレーナに慣れるかどうかがわからず大変不安です。

 不幸中の幸いとして、施術があと1~2週間遅かったら確実にビッグサイトへ行けるかすら危うかったので、なんとか少しでも体調がマシになるよう願っています。
 

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