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ずっと撮り続けたい#道東の未来

初めまして。北海道に憧れ、北海道でプロフォトグラファーになったNorthWaveです。note初投稿で、#道東の未来 に挑戦しました。
これは北海道の東、道東を拠点に活動されている一般社団法人 ドット道東 さんが取り組まれているビジョンブックという構想に、とても魅力を感じて支援させていただいたからです。
道東は私自身の撮影のフィールドとしても、現在住んでいる場所としても素晴らしく、大好きな場所です。そんな私の今までと、これからの理想です。

https://camp-fire.jp/projects/view/429669

憧れだけで北海道へ

私は京都市出身で、幼いころから、はるか遠い雪国の北海道に憧れを抱いていました。
高校の進路相談の時、担任の先生が「背伸びして難しい大学に入るより、行きたい大学に行ったほうがいいぞ」と言ってくれ、憧れだけで北海道への進学を決意しました。(実は担任は北海道大好き人間でした)

高校生の時から、なんとなく「フォトグラファー」になりたいとは思っていましたが、空想に近く、具体的なイメージはありませんでした。念願かなって進んだ大学在学中はバイクで北海道中を巡っては写真を撮っていました。広くて澄みきった空、広大な畑、雄大な山々に「北海道っていいなぁ」と思いながら。

転機は大学3年の夏。フランスからスペイン西端に至るキリスト教の巡礼路サンチャゴ巡礼に挑戦し、900キロを踏破しました。ここで歩きながら様々な人と出会い、写真を撮って伝えるという体験をしました。
知らない人にも話しかけて、写真を撮り、写真で伝える。そのことの難しさと底抜けの楽しさを経験し、抽象的だったフォトグラファーという空想は具体的な理想という目標になり、ここで「プロフォトグラファーになる」という決意を固めました。

専門学校で写真と向き合う

それでも大学卒業時にはフォトグラファーになる道は開けず、大阪の日本写真映像専門学校へ。今までは完全に我流でしたが、ここで初めて白黒写真から写真の基礎をみっちり教えてもらいました。初めて暗室に入り、印画紙から像が浮かび上がってくる様子は感動でした。

専門学校生活は、朝起きてから寝るまで、頭の中は写真のことだけ。友達もみんな写真狂いで、常に何かを探して撮り歩いていました。純粋に写真に向き合い続けた、幸せな時間でした。

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(専門学校の作品。イベントで初めて売れた写真。嬉しかったです。買ってくださった方に「あなたはプロになるわ」と声をかけてもらいました)

北海道でプロフォトグラファーに

専門学校在学中から様々な試験を受け続けた結果、北海道でプロフォトグラファーになる道が開けました。北海道に縁があったのかなと思います。

そうしてプロになって今年でもう15年が経ちました。思い返せば、最初は仕事の写真を撮るだけでいっぱいいっぱいでした。
何年か経って、少しずつ余裕ができると、道内各地を巡ったり、登山を始めてみたり、そして思いつくままに写真を撮ったりして自分の幅を広げてきました。

やっぱり北海道はいい

仕事は転勤職場で、前任地は札幌。ここで6年ほど働いた後、3年前に十勝に引っ越してきました。

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自宅のある帯広からは車で30分も走ると、北海道らしい風景が延々と続いています。久しぶりの道東の広い空と澄んだ空気、雄大な景色を目にして「あぁ、やっぱり北海道っていいなぁ」と感じました。

それは大学に入学して初めて北海道に来た時の感覚と同じでした。あの頃、自分には思った写真を撮る技術なんてなかったけれど、今はあの時よりも、ずっと写真を撮る力が自分にある。

だから、仕事として撮っている「目的のある写真」とは違う、自分の「心がいいと思った写真」を撮ってみたい。そう思って大好きな北海道にレンズを向けました。

写真を撮る力はなかった

やってみて分かったのは、自分に「写真を撮る力がある」なんてことはなかったこと。思うような写真は全く撮れませんでした。自分の目で見ると、それはそれは素敵な景色なのに、写真になるとなぜか魅力が出ません。

十勝の撮影地にはプロアマ問わず、もう何十年も撮り続けて凄い写真を撮っているフォトグラファーがたくさんいらっしゃいます。撮影現場で知り合い、仲良くなって色々教えてもらい、自分も少しずつ「いいな」と思える風景を写真に落とし込めるようになりました。

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写真は伝えてこそ写真

でも、こうして自分が「いいな」と思って撮った風景写真は自分で見るだけだと意味がない。存在していないのと同じだと思っています。
信念は、「写真は伝えてこそ写真」

どうやって伝えようかと考えていた時に思い出したのは、自分のスマホとPCの壁紙でした。
以前から自分のお気に入りの写真を壁紙にしており、時々それを見た人から「その壁紙ほしい!」という声をいただいてデータをあげていたことを思い出しました。
そうして立ち上げたのが、スマホ、PCの壁紙用の写真ブログサイト「NorthWavePhotography」です。

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まだサイトを訪れる人は微々たる数ですが、家族や友人は「いいわ〜」といろいろな壁紙を使ってくれています。

撮り続けること

サイトの投稿をすることは自分のポートフォリオを作る作業でもあります。納得できる作品だけを、様々なデバイスにぴったり合うよう、現在11種類の壁紙サイズにして展開しています。

まだ30投稿くらいしかないので、まずは100投稿を目標に続けます。そして世界中の人に私の心が「いいな」と思った道東の風景写真を壁紙として使ってもらうのが理想です。

理想を達成するために、最も大切なファクターは「続ける事」だと信じています。だからこの先どこに転勤しても道東の写真をライフワークとして撮り続け、ずっと投稿し続けたいです。

自分の心の「いいな」に耳をすませて。

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掲載写真は以下のサイトにて、ダウンロードすることができます。個人使用の範囲でご自由にお使いください。(著作権フリー素材ではありません)

https://northwave-photography.com/

#道東 #帯広 #ドット道東 #道東の未来 #北海道の風景壁紙 #優しい写真

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