落日 1行20音節6行

淡いしじまの後ろに、風韻の哀愁が、  

夢に足枷をして、睡りから目覚めない。 

金と銀を交織する、落日の働きは、

 虚無を夢窓する、私の胸にあらざらし。 

山の尾根に佇む、余光は星を讃え、 

詩情は、夜空の被布の下で露わになる。 



 

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