「なんた浜音頭」という歌をご存知だろうか?饒辺愛子氏のデビュー曲「なんた浜(作詞/宮良高夫・作曲/宮良長包)」とは別の歌であるが、コザ中の町にある老舗民謡クラブ「なんた浜」へ足を運んだことがある方なら一度は耳にしたことがあるはずである。
この「なんた浜音頭」は1989(平成元)年、民謡クラブ「なんた浜」の開店20周年を記念して、当時同店でステージ演奏を担当していた嘉手苅林次(嘉手苅林昌の次男)によって作られたものである。
現在でも「なんた浜」のステージでは、最初にこの歌が歌われることが多い。
上記写真のように、「なんた浜音頭」は「民謡クラブなんた浜創立20周年記念盤」という名のもとで製作されたEPレコードのB面に収録されている。ちなみにA面は店のオーナー・饒辺愛子氏の代表曲「肝がなさ節(作詞/とりみとり・作曲/普久原恒勇)」である。
ちなみにこちらのレコード音源は一般的にはほぼ入手不可能なものの、資料として所蔵されている沖縄市音楽資料館おんがく村のiPad視聴システムで聴くことができる。
また、2009(平成21)年にミュージックタウン音市場で開催されたコンサート「コザ民謡酒場華ぬ共演」では、当時のステージ担当(饒辺愛子、稲福政夫、比嘉マチ子、宮里恵美子、比嘉政信)によって歌われた(ただし、この時は五番の歌詞が省略されている)。なお、同コンサートの模様を収録したDVDが2023(令和5)年2月現在、下記Yahooショッピングならびに楽天市場のリンクから全国送料無料で購入可能である。
最後に、民謡クラブなんた浜の店舗情報を掲載しておく。