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断られた→返信しない「メール1往復主義」の若手が増加中!タイパ重視の本末転倒

(「DIAMOND online」より抜粋)

【抜粋部分】
依頼をして断られたら、それには返信をしない
 近年、知らない間に、ビジネスマナーは急激な変化を遂げているようだ。

 例えば、この連載記事を読んだ、マスコミや関係する会社などから、記事に関連する追加コメントや別の記事の依頼などが、筆者の元へそれなりに来る。せっかくの申し出なので、基本的には受けることにしているが、スケジュールの都合や自分が適役ではない場合、丁寧に理由を述べてお断りすることにしている。

 その際、驚くことに、私が断りの連絡をすると、その後のやりとりがパタッと途絶えることが多い。

 以前ならば、「承知しました。次回、また何かあればよろしくお願いします」という短い返事が先方から送られてきて、そこで終了という流れになるのが普通であった。しかし、最近はそのような返信がない。“一往復半”のやりとりで終わるのではなく、“一往復”で終わるのが、現在のビジネスパーソンにとっての常識となっているようなのだ(もちろん、全員ではないが)。

 不思議に思って、周囲に聞いてみたら、同様の経験を持つ人は多く、皆それなりに違和感を持っていた。そこでさらに探ってみると、どうも最後の返事をしない人が問題なのではなく、すでに、若手社員の間では、一往復で済ませることが常識化しているようなのである。

 どのようなことが背景にあるのだろうか。

【抜粋終わり】
※記事URLはこちら
https://diamond.jp/articles/-/338678

【現代の世代間ギャップの激しさ】


そういう事は結構、ロスジェネでもがいてきた僕のようなアラフィフ世代にとっては、はっきり云えば全く理解ができない。
背景というがこの世代は、うちに子どもが仮にいたとしたら、子どもたちが「そのストライクゾーン」である。つまり、我々アラフィフが、どのように次世代と共に歩んできたか???という「巨大なブーメラン」が今、現役バリバリのアラフィフ世代に対して、遠回りに返ってきているのだ。

【アラフィフはどうだったか?】

我々、アラフィフ世代は育った時代背景に「団塊二世」という特徴を持ち合わせている。日常的な「理不尽」や逆に「達成感」や、持て余す「エネルギー」に対するアプローチをどのように「昇華」させるか?という問いに無意識に日々追われていたと云ってもあまり違和感はないだろう。

そして、その世代が次の世代を育てる時に、いったい何を重視したのか?

我々の次世代に対する「態度」は、どうだったのか?
つまり「Z世代」の「非常識」というべき諸々の態度は、どの世代が黙認して育て上げたものか?それは我々なのではないか?それに対して、組織の中で「対応が分からない」のは、どのような理由なのか?

自ら手掛けた世代に対して、困惑する原因は何なのか?
そろそろ、振り返って考察する時なのではないかとも、個人的には考える事が多い。

【不適切にもほどがある】の爽快感と罪悪感

折しも、殆どテレビを見ない私が最近のドラマ「不適切にもほどがある」で感じる、あの「溜飲が下がる」感覚と、それが「身内」であった場合の、感覚の矛盾をはらんだ「身勝手な人間臭さ」(個人主義的ではなく「利己主義的な感覚」)は、何者なのか?

なかなか「面白い!と笑い飛ばせる」自分と、その世代に対して「まったく数ミリも期待をしていない」自分がいるのも、不思議な感覚だ。

【それでも「Z世代」に与する気持ちはない】

つまり、最初のタイトルに戻ると「一事が万事」この「Z世代」と対するときに、対応に難儀する世代にもそういう「非常識なZ世代」が形成される「地盤」を作っている事を忘れがちだというべきなのかもしれない。ただ、それでも「Z世代」にはかかわりたくないというのは、本音だ。

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