Nice Buddy 峰子 #名探偵ボディビルディング
《ジム》
あら、明智さん、どうしたの。
一〇日前に君がここで鍛えてるって言ったことを思い出してね。
どう?
峰子はポージングをした。
素晴らしい筋肉美だ。
お世辞は結構よ。本題をどうぞ。
明日、丸の内OLボディービルディング大会があるんだが、ぼくの所に犯行予告があってね。優勝賞品のティアラを大会中に盗むというのさ。名探偵のぼくへの挑戦状だよ。
潜入捜査ね。
察しが早いな。出場許可は取ってあるから。
《会場》
さすが丸の内のOLたちだ。胸も臀も惚れ惚れとする。にしても峰子の筋肉美は抜群だ。寄りを戻すか・・・。おっといけない、さあ、結果発表だ。
時価5千万のティアラが台座で光っている。峰子は事務局との打ち合わ
せで選考外である。峰子からの情報はまだない。明智は不安になった。
突然真っ暗になった。照明がつくとティアラは消えていた。峰子もいな
い。事務員が二つ折りのメモ紙を渡した。明智は急いで開けた。
ばーか。思い知ったか。私を捨てた恨みだ。 峰子
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